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【多様な子供たちの良さを引き出す】教育虐待が疑われた時の対応のポイントは?

 小学館「子どものよさを引き出し、個性を伸ばす『教室支援』」は、多様な子供たちの良さを引き出す解決本。この記事では、教育虐待の疑いがある場合についてみてみよう。

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教育虐待の疑いがある場合 (c) 畠山きょうこ
  • 教育虐待の疑いがある場合 (c) 畠山きょうこ
  • 典型的な教育虐待 (c) 畠山きょうこ
 小学館「子どものよさを引き出し、個性を伸ばす『教室支援』」は、多様な子供たちの良さを引き出す解決本。巻頭では、著者の高山恵子氏(NPO法人えじそんくらぶ代表)と田中裕一氏(前文部科学省初中局特別支援教育調査官)が、「繋ぐ! 繋げる! 多様な子供たちのために大人ができること」をテーマに、特別支援教育の喫緊の課題を対談している。

 学校現場の現実や課題、大学の教職課程の必修教科になったことの意義、一斉授業や合理的配慮等、多様な子供たちの置かれた状況を具体的に対談。まさに第一人者による必読の巻頭対談だという。

 第1章は、先生のストレスを減らす多様な子供の「理解と支援」がテーマ。第2章では、最新脳科学でサポートする、どの子も伸びる支援メソッドをテーマ、神経心理ピラミッドを使って順序立てて解説する。この順序を理解することにより、支援がさらに有効になってくる。

 この記事では、教育虐待の疑いがある場合についてみてみよう。

キーワードは「あなたのため」


「教育虐待」でよくあるのは、保護者がその子の意思や実力に合わない目標設定をし、課題がクリアできなければ、「ダメな子、うちの子じゃない」等と精神的な圧力をかけたり、時には暴力をふるうケースです。

 教育虐待を理解するキーワードは、「あなたのため」です。保護者が本当に「子供のため」と思ってしつけや教育をしていることなので、自分で自覚するのは案外難しいものなのです。

 それだけに、「気づき」が重要になってきます。保護者会等で、度がすぎた保護者のしつけや教育は教育虐待であるといった話をし、気づきの一助を担っていただければと思います。

教育虐待が疑われた時の対応のポイント


 教育虐待が疑われる保護者には、具体的にどう対応すればよいのでしょうか? 単にアドバイスをするだけでは、多くの場合、「私のことを邪魔する人」という扱いになってしまいます。

 それを防ぐポイントは、保護者の話を傾聴し、信頼関係を築くことです。そのうえで、「学校で元気がなく、食欲もないようです。お子さんの健康状態は、大丈夫ですか?」といった感じで、話を切り出してみます。この時、担任の価値観を挟まずに、フラットな気持ちで事実のみを伝えることを意識してみましょう。

 保護者に伝えるのが難しいと思った時は、早めに周囲に相談してください。「クラスのことは自分で何とかしたい」と思われる教師も多いのですが、連携できる人を確保しておくことも、教師の力量のひとつです。

 虐待対応は、一人で抱え込まないことが本当に大切です。現実問題として教師の仕事を超えた部分での対応が必要なことも多く、一人で抱え込むと教師が潰れてしまう危険性があるからです。ここは、声を大にしてお伝えしたいポイントです。

子どものよさを引き出し、個性を伸ばす「教室支援」(小学館)
典型的な教育虐待 (c) 畠山きょうこ


<協力:小学館>
子どものよさを引き出し、個性を伸ばす「教室支援」: オールカラーで、まんがでわかる! (教育技術MOOK)

発行:小学館 著/高山恵子 取材・執筆/楢戸ひかる
<編集者からのおすすめ情報>
オールカラーのビジュアル版で、各症例別に、4コマ漫画で、困り感と支援策を具体的に解説しています。特別支援教育や発達障害への理解を深めるための1冊です。


《編集部》

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