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金工大×学研、小学生向けプログラミング学習教材を開発

 金沢工業大学は、学研ステイフルの知育玩具「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」を応用して、学校で複数人が同時に「プログラミング学習」ができる仕組みを開発。2021年12月までに小学校等で授業を行い、約1,600人が体験した。

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カードでピピッと はじめてのプログラミングカー
  • カードでピピッと はじめてのプログラミングカー
  • 石川県白山市千代野小学校での授業のようす
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  • 石川県白山市千代野小学校での授業のようす
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 金沢工業大学は、学研ステイフルの知育玩具「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」を応用して、学校で複数人が同時に「プログラミング学習」ができる仕組みを開発。2021年12月までに小学校等で授業を行い、約1,600人が体験した。

 「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」は、カードをかざすだけの簡単な操作で、遊びながらプログラミング的思考が身に付く知育玩具。金沢工業大学は、命令内容をシールに貼ってスキャナーで読み込むと、認識した画像がプログラム化され、プログラミングカーが動く仕組みを開発した。

 また、学習に使用する冒険マップをオリジナルに作成。マップ内に野菜、肉、カレールー等を配置し、「カレーで使う材料を買おう」という課題を設定する等、子供たちが親しみやすい内容にした。

 2021年12月までに、石川県野々市市教育委員会、白山市教育委員会の協力を得て小学校や市の施設で授業を行い、約1,600人が体験。授業では、先生の説明をもとに、児童ひとりひとりがゴールまでのプログラミングカーの動きをイメージして、それを実現できるように命令シールの順番を考え、実行に移し、確認を行った。グループで話し合って、試行錯誤を繰り返しながら問題を解決していく姿も見られたという。

 学研ホールディングスは、今後も産学連携で開発した教材として教育現場での実用化を目指すとしている。
《桑田あや》

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