教育業界ニュース

漢文の板書からマルチメディア実験レポートまで、iPad✕Crayonで豊かな学び<動画>

 リシードがロジクール協賛のもと2021年6月と9月の2回にわたって開催した、デジタルペンシルCrayonを使ったオンラインワークショップのようすを紹介する。

イベント 教員
PR
漢文の板書からマルチメディア実験レポートまで、iPad✕Crayonで豊かな学び<動画>
  • 漢文の板書からマルチメディア実験レポートまで、iPad✕Crayonで豊かな学び<動画>
  • 漢文の板書からマルチメディア実験レポートまで、iPad✕Crayonで豊かな学び<動画>
  • 漢文の板書からマルチメディア実験レポートまで、iPad✕Crayonで豊かな学び<動画>
 リシードはロジクール協賛のもと、近畿大学付属高等学校の乾武司氏と聖徳学園中学・高等学校の品田武氏を招き、授業でiPadを利用している先生に向けて「1人1台端末が生きるデジタルペンの活用」「オンライン授業をアクティブにするiPad✕デジタルペンシルCrayon」をテーマに2回のオンラインワークショップを開催した。好評のイベントの模様をすべて公開する。

 ワークショップで使用したロジクールの「Crayon」は、Apple Pencilテクノロジー搭載のiPad専用デジタルペンシル。ペアリングをしなくても、オンボタンを押すだけでiPadに即座に接続することができることがApple Pencilと異なるポイント。1台のiPadに複数本のCrayonで書き込む(同時に書き込むことはできない)ことや、複数のiPadに1本のCrayonで書き込むことができるため、1人1台端末を用いた授業での活用にも期待される。

イベント・アーカイブ


1人1台端末が生きるデジタルペンの活用(2021年6月23日開催)


02:27- ロジクールより「Crayon」の紹介
18:20- 19:50~20:25 乾武司氏講演「理系科目でのデジタルペン活用のヒント」&ワークショップ(Numbers)
51:45- 品田健氏講演「STEAM教育・文系科目でのデジタルペン活用のヒント」&ワークショップ(Keynote)

オンライン授業をアクティブにするiPad✕デジタルペンシルCrayon(2021年9月29日開催)


02:35- ロジクールより「Crayon」の紹介
11:30- 19:50~20:25 乾武司氏講演「理系科目でのデジタルペン活用のヒント」&ワークショップ(使用アプリ:Numbers)
50:20- 品田健氏講演「デジタルペン、先生がどう使う、生徒は何ができる?」&ワークショップ(使用アプリ:Keynote)


イベント・詳細


登壇者


・近畿大学附属高等学校 乾武司氏
・聖徳学園中学・高等学校 品田健氏

【近畿大学付属高等学校 乾武司氏講演】
「理系科目でのデジタルペン活用のヒント」&ワークショップ(Numbers)


 乾氏は、デジタルペンを活用した化学の授業を紹介した。授業では身の回りにある元素を知るために、生徒が家にあるいろいろなものの写真を撮り、それがどのような元素を含んでいるのかをインターネットで調べた。その後、生徒ひとりひとりに1つずつ担当の元素を決め、その元素がどのような性質をもっているのかをわかりやすくまとめてクラスで元素図鑑を作成した。最後に、自分が調べた元素のイメージをイラストで表現させると、個性豊かな作品に仕上がった。

 ワークショップでは、Numbersで実験レポートの作成方法を紹介。Numbersは文字だけでなく、絵や写真、動画、表等、さまざまなオブジェクトを入れることができるので、生徒たちは学びの成果を多彩な方法でアウトプットできる。アウトプットをCreativeなものにすると、生徒の学びは自ずと主体的なものになるという。

 参加者からは、元素の授業で生徒が作成したイラスト作品への評価や、「Numbersの使い方が面白かった」「導入してみたい」といった声が寄せられた。

【聖徳学園中学・高等学校 品田健氏講演】
「STEAM教育・文系科目でのデジタルペン活用のヒント」&ワークショップ(Keynote)


 品田氏は、デジタルペンを使った実際の授業のようすを紹介した。生徒たちは、シャープペンとデジタルペンを使い分けながら、自分のノートを作り上げていく。中には、板書を撮影し、必要な部分をトリミングして保存する生徒もみられた。STEAM教育では、生徒に線描画の方法を教えて、それを動画にするという授業を実践。写真やイラストをなぞって絵を描く「トレース」は、絵が苦手な生徒でも無理なく描けるので集中して取り組むことができるという。また、自分で描いた絵を動画として動かせることで、生徒のクリエイティビティを刺激する。

 6月のワークショップでは、Keynoteで背景を作成し、デジタルペンで書き込みながら学習する方法に取り組んだ。この方法を使えば、複数クラスを担当する先生の板書の時間を大幅に削減できるほか、簡単にコピーできるので何度も反復して練習するような教材作成にも有効だという。9月のワークショップでは、写真をトレースして描いた線描画を動画で再生する方法を紹介。生徒に人気の授業を参加者らが体験した。

 質疑応答では、授業で使っているアプリや、授業を行う際に大切にしていること等についての質問が飛び交った。

デジタルペンシルCrayon
Rugged Combo 3
《編集部》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top