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教育クラウドとは【教育業界 最新用語集】

 「教育業界 最新用語集」では、教育業界で使われているICT用語や受験用語、省庁が進める取組み等を、おもに教育関係者向けに解説する。記事を読んでいるときや、普段の業務でわからない用語があったときに役立てていただきたい。

教材・サービス 授業
教育クラウドの活用イメージ
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 「教育業界 最新用語集」では、教育業界で使われているICT用語や受験用語、省庁が進める取組み等を、おもに教育関係者向けに解説する。記事を読んでいるときや、普段の業務でわからない用語があったときに役立てていただきたい。

教育クラウドとは


読み


 きょういくクラウド

表記


 教育クラウド

分類


 ソフトウェア/一般常識

ひとことで言うと


 「教育現場向けに特化して提供されている、オンラインストレージやオンラインサービス」

解説


 「クラウド」とは、手元のPCやスマホではなく、インターネット側にデータを保存するサービス全般を指す。データの保存領域を提供する「オンラインストレージ」(クラウドストレージ)と、アプリケーション機能などをネット経由で提供する「オンラインサービス」(クラウドサービス)の2種に区分できる。具体的なオンラインストレージ系サービスとしては、「Dropbox」「Google Drive」「Apple Cloud」「One Drive」など、「オンラインサービス」としては、「Gmail」「Google Calender」などがある。

 教育クラウドとは、特に教育向けに提供されているオンラインストレージやオンラインサービスを指す。たとえばGoogleは、クラスの課題管理システム「Google Classroom」をクラウドサービスとして提供している。MOOCなども、ネット経由で提供されており、広義のクラウド型サービスにあたる。

 総務省は2014年度より、「教育クラウド・プラットフォーム」の実証を開始。あわせて、その成果を報告し、教育委員会や学校がクラウドを使った教育ICT環境を円滑に導入できるよう、「教育ICTの新しいスタイル クラウド導入ガイドブック」を公表している。同ガイドブックでは、以下の4つのSを、教育分野におけるクラウドサービス活用のメリットとしてあげている。

Savable:サーバーの維持管理の負担から教職員を解放。導入・運用コストも削減可能
Secure:堅牢なデータセンターで安全にデータを管理、非常時にも業務の継続が可能
Scalable:児童生徒数や利用量の変動に柔軟に対応。必要な分、必要な期間だけ利用可能
Seamless:時間や場所、端末等の違いを超え、切れ目なくつながり、活用可能

関連用語


 クラウド

最終更新日:2016年6月21日(リセマム「教育ICT用語」より転載)
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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