全国学習塾協会は、「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン講習」を実施する。学習塾の従業者であれば誰でも無料で受講できる。同協会の正会員を対象に修了証を付与する。 新型コロナウイルスは2021年10月12日現在、全国的に感染者数が減少し、緊急事態宣言も解除され、落ち着いた状況にある。しかし、冬に向けて感染再拡大の懸念もある。 全国学習塾協会は、学習塾に通う子供の安心・安全な教室運営に万全を期すため、「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン講習」を実施する。受講対象は、学習塾の従業者(パート・アルバイト従業員を含む)。受講料は無料。申込期間は特に設けていないが、変更等がある場合は、同協会のWebサイトで通知する。 受講の流れは、Webサイトにアクセスし、テストを受験する。次に50分間のセミナー映像を視聴し、再度テストを受験する。セミナー映像のタイトルは、「学校・学習塾等における感染症対策の基本と新型コロナウイルス感染症」「クラスター発生事例から見る教育産業における感染リスクとその対策について」「学習塾にとって必要な感染症対策」等。従業者ひとりひとりが感染症対策に必要な知識を身に付けることができる。 全国学習塾協会の正会員には、ガイドライン講習の修了証を従業者ごとに付与する。修了証の有効期間は1年間。修了証取得者の所属する塾名・教室名を同協会Webサイトで公開する。修了証の掲示により、自塾の取組みを目に見える形で伝えることができる。また、個人単位で修了証が発行されるため、従業者ひとりひとりの感染症対策への意識が高まるという。