リシードは2021年4月にフィンランド、5月にスウェーデン、6月にデンマークの北欧3か国の教育を視察するオンラインツアー「平井聡一郎先生と巡る北欧2021~オンラインで実現する海外教育視察」を実施。6月11日に実施したデンマーク視察の模様を、一部動画とレポートで紹介する。
同ツアーは、北欧ツアーコーディネーター・戸沼如恵さんのガイドで各国を巡り、情報通信総合研究所 特別研究員・平井聡一郎先生によるプレゼンや、平井先生と教育事情に詳しい現地コーディネーターとのトークセッションで現地の教育について詳しく学ぶ、Zoomライブイベント。6月11日に行われたデンマーク視察の現地コーディネーターはピーターセン沢田由希子さんが務めた。
●フィンランドの教育視察
●スウェーデンの教育視察
環境政策のトップランナーであるデンマーク。同国の面積は九州とほぼ同じ4.3万平方kmで、人口は580万人。世界最古の王室をもち、皇室をもつ日本と親交が深い。ユトランド半島と443の島々から成り立ち、半島はドイツとつながっている。平らな土地を生かした風力発電が行われ、再生可能エネルギーの利活用が盛んである。その首都コペンハーゲンは人口52万人、その名は「商人の港」を意味し、1,000年前から栄える港都市だ。環境に配慮した町づくりに率先して取り組み、2025年CO2ニュートラルキャピタルを宣言している。
視察ツアーは首都のコペンハーゲン中央駅からスタート。エストーと呼ばれる近郊列車には、自転車専用車両が設置されている。自転車は健康的・経済的・エコな点から市民の足となっており、専用車両や専用道など使いやすい環境が整備されている。
さらに駅からチボリ公園、市庁舎、歩行者通りのストロイエ、観光地メッカのニューハウンを視察し、再開発居住エリアのノーハウンへ。ここは元々港湾都市であったが、今は当時の建物を再利用するサステナブル建築が建ち並ぶ地区だ。穀物貯蔵庫を居住用にリノベーションしたマンション「サイロ」は、全部屋が違う間取りで人気。パブリックスペースや洗練された家具が並ぶレストランなどもある。
※ イベントより一部を公開。
ノーハウンからは水上バスに乗り、運河の「コペンハーゲンハーバーバス」を見学。工業発展にともない汚染された運河の水質改善を行い、そのまま泳げるまでに綺麗にした市民プールだ。「環境に配慮しつつ、人間にも心地よい社会を作り上げている」と戸沼さん。さらに環境と人のための建築物として、アマーバッケを視察。ここはごみを焼却して発電する廃棄物発電所であると同時に、その屋根部分がグラススキー場になっており、人々にレクリエーションを提供している。この町には環境にやさしく、人間にも心地よい社会を両立させる「デザインの力」があるという。
同ツアーは、北欧ツアーコーディネーター・戸沼如恵さんのガイドで各国を巡り、情報通信総合研究所 特別研究員・平井聡一郎先生によるプレゼンや、平井先生と教育事情に詳しい現地コーディネーターとのトークセッションで現地の教育について詳しく学ぶ、Zoomライブイベント。6月11日に行われたデンマーク視察の現地コーディネーターはピーターセン沢田由希子さんが務めた。
●フィンランドの教育視察
●スウェーデンの教育視察
サステナブル建築が並ぶ環境トップランナー
環境政策のトップランナーであるデンマーク。同国の面積は九州とほぼ同じ4.3万平方kmで、人口は580万人。世界最古の王室をもち、皇室をもつ日本と親交が深い。ユトランド半島と443の島々から成り立ち、半島はドイツとつながっている。平らな土地を生かした風力発電が行われ、再生可能エネルギーの利活用が盛んである。その首都コペンハーゲンは人口52万人、その名は「商人の港」を意味し、1,000年前から栄える港都市だ。環境に配慮した町づくりに率先して取り組み、2025年CO2ニュートラルキャピタルを宣言している。
視察ツアーは首都のコペンハーゲン中央駅からスタート。エストーと呼ばれる近郊列車には、自転車専用車両が設置されている。自転車は健康的・経済的・エコな点から市民の足となっており、専用車両や専用道など使いやすい環境が整備されている。
さらに駅からチボリ公園、市庁舎、歩行者通りのストロイエ、観光地メッカのニューハウンを視察し、再開発居住エリアのノーハウンへ。ここは元々港湾都市であったが、今は当時の建物を再利用するサステナブル建築が建ち並ぶ地区だ。穀物貯蔵庫を居住用にリノベーションしたマンション「サイロ」は、全部屋が違う間取りで人気。パブリックスペースや洗練された家具が並ぶレストランなどもある。
デンマーク:コペンハーゲンのサステナブル建築&コミュニティ巡り
※ イベントより一部を公開。
環境と快適な社会を両立させるデザインの力
ノーハウンからは水上バスに乗り、運河の「コペンハーゲンハーバーバス」を見学。工業発展にともない汚染された運河の水質改善を行い、そのまま泳げるまでに綺麗にした市民プールだ。「環境に配慮しつつ、人間にも心地よい社会を作り上げている」と戸沼さん。さらに環境と人のための建築物として、アマーバッケを視察。ここはごみを焼却して発電する廃棄物発電所であると同時に、その屋根部分がグラススキー場になっており、人々にレクリエーションを提供している。この町には環境にやさしく、人間にも心地よい社会を両立させる「デザインの力」があるという。