沖縄県教育委員会は2021年6月4日、新型コロナウイルス感染症の拡大を止めるため、県立学校を6月7日から6月20日まで臨時休校とすることを決定した。不要不急の外出を避け、自宅で過ごすよう呼び掛けている。 沖縄県教育委員会はこれまで、時差登校や分散登校等を実施し、感染症対策と学びの保障の両立を図ってきた。しかし、収束の兆しが見えず、医療提供機関のひっ迫を引き起こす等、危機的な状況が続いている。そこで今回、沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部から県立学校に対して休校措置を要請した。 休校期間は、6月7日から6月20日まで。原則、全県立学校を休校とし、部活動は休止とする。ただし、地域や学校の実情を踏まえ、辺土名高校と北山高校、本部高校、久米島高校は通常登校または分散登校を可能とする。 臨時休業期間の自宅学習は、オンライン等を活用し、学習支援を行うよう学校に求めている。また、自宅にオンライン環境が整っていない児童生徒に対しては、登校させるなど個別の学習支援を行うこととする。 県立高校の学寮は開寮し、自宅等への帰省は控えさせ、寮内でのオンラインによる学習支援を行う。 沖縄県教育委員会の金城弘昌教育長は、「ご自身や子ども達を守るためにも外出および接触機会の徹底的な削減に努めていただき、学校が一日でも早く正常な教育活動に戻れるよう、感染症対策のさらなる徹底にご協力をお願いいたします」と述べた。