PLEN Roboticsは2021年2月19日、顔認証機能を持つAIアシスタント「PLEN Cube」による出欠管理機能を製品化したことを公表。顔認証出欠確認は出席情報を直接データベースに記録するため、これまでの呼名やカードと比較して、学校事務を大幅に効率化させることが可能になる。 AIアシスタント「PLEN Cube」は、「顔」情報をパスに多様なサービスプログラムにアクセスし、対人接客業務サービスを自動化することにより、労働人口減少に悩む社会インフラを再構築するために開発された。顔認証機能を使って人を検知、追尾し、さらに音声対話機能ソリューションを使って、企業各々のニーズに最適化されたサービスを個別フィードバックする。 AIアシスタント「PLEN Cube」の出欠管理機能の製品化により、出欠確認の時間が短縮される。顔認識に要する時間は1人あたり0.8秒程度。授業前の混み合う時間帯でも30人のクラスで、人の入れ替え時間を含めて約2分以内に出欠確認を完了させることが可能となる。 また、顔認識は顔写真から200~300の特徴点を検出して判定。このため、第三者によるなりすましは極めて困難となる。出欠情報はデジタルデータ化し、データベースに記録されるため、手入力は不要となり、教職員の負担が軽減される。さらに、転記ミスを避けることもできる。 システム全体は、各教室に配置された「PLEN Cube」端末とデータ記録用サーバー、データ閲覧および分析用のパーソナル・コンピューターまたはタブレット端末、これらを連携させるWi-fiによる通信機器から構成される。「PLEN Cube」は三脚で固定され、機器設置のための大規模な工事は不要。 「PLEN Cube」出欠管理版は、滋慶学園高校、大阪ハイテクノロジー専門学校、鳥取市医療看護専門学校、滋慶医療科学大学院大学などですでに運用が始まっている。詳細はWebサイトで確認できる。◆PLEN Cube出欠管理版サイズ:本体74mm×95mm×88mm発売日:発売中