文部科学省は2020年10月28日、「各教科等の指導におけるICTの効果的な活用に関する解説動画」をWebサイトに掲載した。学校での実践事例に基づき「主体的・対話的で深い学び」の視点から授業改善を行うための参考になるポイントを伝える。今後、教科ごとに順次公開予定。 文部科学省は、学校教育分野、社会教育分野における情報化の推進に向け、さまざまな取組みを実施している。そのうちの重要な要素の1つである教員のICT活用指導力の向上を目指し、研修資料や各種情報をWebサイトに掲載している。 このたび、各教科等の指導におけるICTの効果的な活用にあたり、参考となる解説動画を作成。Webサイトでの公開を開始した。各教科ごとに解説動画および、解説動画内で使用している資料を掲載しており、動画はYouTube文部科学省公式動画チャンネルにて見ることができる。 10月28日現在、公開されているのは「音楽、図画工作、美術、工芸、書道の指導におけるICTの活用について」「体育・保健体育科の指導におけるICTの活用について」「特別活動の指導におけるICTの活用について」の3つ。各動画では、ICT機器やソフトウェアの特徴を踏まえたうえで、各教科の学習の特質に合わせた活用方法を行うことが重要とし、効果的な活用方法や、活用場面などを紹介している。一方で、多彩な機能があるICT機器、ソフトウェアの中から、各教科の特性に応じて活用するものを選び取っていくことも重要としている。 「国語科」「社会科、地理歴史科、公民科」「算数・数学科」「理科」「外国語」「高等学校情報科」「家庭、技術・家庭(家庭分野)」「技術・家庭(技術分野)」「特別の教科 道徳」「生活科・総合的な学習(探究)の時間」「特別支援教育」の指導におけるICTの効果的な活用に関する解説動画は、後日公開予定。今後、随時更新される。文部科学省は、研修や日々の授業の改善などに活用してほしいとしている。