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先生向けLGBTオンライン情報センター、資料検索など支援

 認定NPO法人ReBitは2020年8月17日、先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s school(アライ・ティーチャーズ・スクール)」を公開した。先生のためのLGBTに関する資料検索や実践事例紹介、情報交換などをサポートしていく。

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先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s school」
  • 先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s school」
  • LGBTの子どもの味方になってくれる「アライ(Ally)先生」になるための3つののステップ
  • 先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s school」
 認定NPO法人ReBitは2020年8月17日、先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s school(アライ・ティーチャーズ・スクール)」を公開した。先生のためのLGBTに関する資料検索や実践事例紹介、情報交換などをサポートしていく。

 「Ally Teacher’s school」は、先生が主体的にLGBTについて「学び・つながり・行動する」ためのオンライン情報センター。LGBTの理解者・支援者としてLGBTの子どもの味方になってくれる「アライ(Ally)先生」が全国に増え、学校をLGBTの子どもにとって安心で安全な場所にすることを目指している。

 ReBitによると、LGBTの68%がいじめを経験し、自死念慮は第二次性徴期(小学校高学年~高校)がピーク。内閣府の「自殺総合対策大綱」にも、「自殺念慮の割合等が高いことが指摘されている性的マイノリティについて、無理解や偏見等がその背景にある社会的要因の一つであると捉えて、教職員の理解を促進する」と明記されている。

 重要なのは、学校がLGBTの子どもにとっても安全な場であること。担い手として学校の先生ができることはたくさんあるが、ReBitが2014年と2015年に実施した出張授業アンケート調査によると、教員の9割はLGBTについて学んだことがないという。

 2020年度は、一部の小学校教科書にLGBTについて掲載される画期的な年となったが、新型コロナウイルスの影響で外部講師を招いた集合授業や研修を行うことが難しく、「外部から講師を呼べない」「多様な性をどう教えたらいいのかわからない」など、LGBTに関する学びを届けるのが困難な状態にある。

 そこで、2010年から多様な性に関する授業・研修を13万人に届けてきたReBitが知見を集約し、コロナ禍でも多様な性に関する学びを全国の学校へ届ける仕組みとして、「Ally Teacher’s school」を開設した。先生が主体となって学校を安全な場に変える仕組みづくりに貢献していく。

 先生が多様な性について学び、子どもたちに教え、学校を安全な場にする主体となっていくうえで大切なのは、「大人が学ぶ」「子どもに伝える」「学校づくりを考える」という3つのステップ。この3つのステップを踏むため、「Ally Teacher’s school」は、書籍・教材などの資料を目的別・種類別・対象別に検索できるほか、授業実践やクラス運営での取組みを紹介。先生同士で情報交換ができるオンラインコミュニティも備えている。

 「LGBTに関する情報がまとまっていないため、すぐに欲しい情報が入手できない」「教え方、クラス経営の仕方がわからず、最初の一歩が踏み出せない」「先生同士のつながりがないから、先生が1人で抱え込んでしまう」という課題も解消することができるという。
《奥山直美》

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