文部科学省は2020年7月10日、「学びの保障オンライン学習システム導入に係る調査研究事業」の公募を開始した。公募締切は7月31日午後6時15分(必着)。委託期間は契約締結日から2021年3月31日まで。 「学びの保障オンライン学習システム導入に係る調査研究事業」は、新型コロナウイルス感染症による一斉臨時休業を踏まえ、災害や感染症などによる学校の臨時休業など緊急時においても、子どもたちの学びを保障できるようICTを活用し、家庭でも学び続けられる環境整備が必要であることから公募を開始。「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(2020年4月20日閣議決定)で示された、在宅でのPCなどを用いた問題演習による学習・評価が可能なプラットフォームの実現に向け、調査研究としてプロトタイプの開発および実証を実施する。 具体的には、オンライン学習システム(CBTシステム)の設計・構築および運用、利用に関する実証、学習マネジメントシステム(学習eポータル)に関する標準仕様の策定、教育データの利活用推進に係る専門委員会などの設置・運営を行う。 公募対象の団体は、複数の機関が連携して実施することを想定。その場合は、いずれか1つの機関が取りまとめを行う。委託期間は契約締結日から2021年3月31日まで。事業規模(予算)は9,917万7,000円を上限とする。 参加表明書の提出は不要。企画提案書は7月31日午後6時15分(必着)までに電子メールまたは郵送にて提出すること。審査・選定は8月上旬、契約締結は8月中下旬を予定している。公募要領や提出書類の様式は、文部科学省公募情報ページよりダウンロードできる。