
学校ICT実態調査、10都県が校務支援システム100%整備
文部科学省は2025年8月20日、2024年度(令和6年度)学校における教育の情報化の実態等に関する調査の結果を取りまとめ、速報値を公表した。統合型校務支援システムは東京都や富山県など10都県が100%の整備率を達成。ICT活用指導力が高い教員がもっとも多いのは愛媛県だった。

AIチャットボットで特別支援教育を支援…熊本大が公開
熊本大学大学院教育学研究科の本吉大介准教授らの研究グループは、特別支援教育に関わる教員の業務をサポートするため、生成AI技術を応用したAIチャットボットを開発し、YU-tech AI SolutionのWebサイトで公開した。

学校図書館向け「AI学校司書」共同研究へ…京産大×日本事務器
京都産業大学 文化学部 国際文化学科と日本事務器は、小中学校の学校図書館に対する遠隔レファレンスの共同研究に関する契約を2025年7月に締結した。2027年度までに学校司書が不在の状況でも適切な資料を提供できる「AI学校司書」の実現を目指す。

スタディサプリ学習塾向けサービス、2026年3月終了
リクルートは、オンライン学習サービス「スタディサプリ学習塾向けサービス」の提供を2026年3月30日をもって終了すると発表した。サービス利用者は、2026年3月30日まで従来通り利用できる。

TOEIC不正受験防ぐ「デジタル受験票」導入へ
TOEIC Programを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2025年9月1日、相次ぐ不正受験を受けて、再発防止策を発表した。顔写真やICチップを搭載したデジタル受験票は、2026年9月までに導入予定。
![教師という仕事は麻薬!?…Teacher's[Shift] 画像](/imgs/std_m/37978.jpg)
教師という仕事は麻薬!?…Teacher's[Shift]
先生の働き方改革を応援するラジオ風YouTube番組「TDXラジオ」は2025年9月1日、Teacher’s[Shift]~新しい学びと先生の働き方改革~第234回の配信を公開した。さいたま市立大成中学校の小口稚聡先生をゲストに迎え、先生の働き方における注意点について迫る。

ロイロノート・スクール対応のGIGAワークブックデータ提供…LINEみらい財団
LINEみらい財団は2025年8月5日、授業支援プラットフォーム「ロイロノート・スクール」で利用できるGIGAワークブックのデータ提供を開始した。小学校低学年向け、小学校高学年向け、中高生向けのほか、教員向け使い方の手引きもあり、無料でダウンロードして活用できる。

文科省概算要求6兆599億円…教員定数・処遇改善などに1兆6,504億円
文部科学省は2025年8月29日、2026年度(令和8年度)予算の概算要求を発表した。一般会計総額は前年度比10%増の6兆599億円。GIGAスクール端末の更新など学校DXに169億円など、前年度を大きく上回る予算を盛り込んだ。

2日間で約100講演「未来の先生フォーラム2025リアル」9/14-15
教員や教育業界の関係者が学び合う「未来の先生フォーラム2025 リアル」が2025年9月14日・15日の2日間、桜美林大学新宿キャンパスにて開催される。教員・学校関係者は参加費無料、事前申込制。

教育テック大学院大、フォーラム8/30東京・大阪・オンライン
教育テック大学院大学は2025年8月30日、開学後初の第3回「教育テックフォーラム」を、東京・大阪の2会場とオンラインのハイブリッド形式で開催する。当日は現役一期生が登壇し、参加型ワークショップも開催する。参加費無料、事前申込制。

「新たな教育のスタイル」展開へモデル校を指定…東京都
東京都教育委員会は2025年8月25日、「新たな教育のスタイル研究校」などのモデル校を発表した。「新たな教育のスタイル研究校」は深沢高校など6校、「デジタル教科書の効果的な活用についての研究」のモデル校は三鷹中等教育学校など6校。新学期が始まる9月以降、具体的な取組みを試行する。

大学の学習履歴データ&生成AI活用最前線8/28…学習分析学会
学習分析学会は2025年8月28日、企業タイアップセミナー「大学における学習履歴データ&生成AI活用最前線~すべてが統合されるデジタル学生証への期待~」を対面とオンラインで開催する。参加費は、学会会員無料、非会員1,500円。申込みはPeatixより。

LITALICO、宮崎県教委と連携協定…教育ソフト活用
LITALICOは2025年8月22日、宮崎県教育委員会と連携協定を結び、宮崎県にて締結式を行った。この協定は、LITALICOが開発する特別支援教育を支えるICTサービス「LITALICO教育ソフト」を活用し、宮崎県内の公立学校における義務教育段階から高等学校段階までの切れ目ない個別の教育支援体制を実現することを目的としている。

近畿大、学生の声を反映…ポータルサイト「KDU Mobile」開発
近畿大学とサイバーエデュケーションテクノロジーズは、学生向けの新たなポータルサイト「KDU Mobile」を開発し、2025年8月14日から提供を開始した。大学からの通知や時間割、課題など学生生活に必要な情報を集約し、大学からの一方的な情報伝達ではなく、学生が自分にあった形にカスタマイズした情報を入手できる仕様となっている。

生成AIの正しい活用を促進、教育ネットがポスター無償提供
教育ネットは2025年8月20日、生成AIを正しく活用するための合言葉「AIうまい子」を掲げたポスターのデータ提供を無償で開始した。専用申込フォームから無償でダウンロードして利用することができる。

保護者からの過剰な苦情・不当要求「学校以外が担う」文科省が改訂案
文部科学省は2025年8月19日、教師を取り巻く環境整備特別部会(第2回)を開催。教師を取り巻く環境整備についての議論の中で、「学校・教師が担う業務に係る3分類」の改訂案を示し、保護者等からの過剰な苦情や不当な要求等への対応については「学校以外が担うべき業務」と位置付けた。