英語教育協議会(ELEC)は2026年11月30日まで、小学校・中学校・高等学校における英語教育の実践取組を対象とした「ELEC英語教育賞」の応募を受け付けている。学校単位に加え、教員個人での応募も可能。
ELECは1956年に「日本英語教育研究委員会」として発足し、設立から70年にわたり日本人の英語コミュニケーション能力の向上に取り組んできた。「ELEC英語教育賞」は1966年より、小中高の英語教育に関する実践記録と研究論文を募集し、優れた実践取組を表彰してきた。英語教育の改善に向けた優れた実践取組を表彰し、その情報を広く公開することで、日本における英語教育の向上に寄与することを目的としている。
応募対象は、国公私立の小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・義務教育学校の団体および個人。個人応募は1名または複数名での応募が可能。表彰の種別と副賞は、文部科学大臣賞が賞状・副賞30万円、ELEC理事長賞が賞状・副賞10万円、優秀英語授業実践者賞が賞状・副賞10万円。受賞した取組みはELEC公式Webサイトなどで紹介され、全国の英語教育関係者に広く周知される。
選考委員会では、「学校(英語科)全体の取組みになっているか。また個人応募では、実践が英語科に影響を与え、指導案や教材が共有され、継続的に英語科の授業改善に活用されているか」「特殊な実践ではなく、ほかの学校の英語教育の改善にも役立つ取組みであるか」「実践の中でどのような創意工夫が見られるか」「実践に基づいて児童・生徒の成長が具体的に記述・記録されているか」という点に着目して審査する。なお、研究論文は対象外となる。
選考委員会の委員長は吉田研作氏(上智大学名誉教授)が務め、阿野幸一氏(文教大学教授)、尾関直子氏(明治大学名誉教授)、博田英明氏(前々全国英語教育研究団体連合会会長、東京都立小川高等学校校長)、松本茂氏(立教大学名誉教授、東京国際大学教授)が委員を担う。
これまで応募があった取組例には、「児童・生徒がいきいきと楽しく英語を学ぶ工夫」「ALTとの協働による授業づくり」「英語で行う授業の実践」「小中高の連携を意識した指導」「技能統合・CLILの取組み・新学習指導要領に沿った実践報告」があげられている。
2025年度の文部科学大臣賞は東京都調布市立第一小学校が受賞。取組テーマは「自分にあった表現方法を選択し、よりよい表現を追求する児童を育成する言語活動の工夫 ~個別最適な学びの実現に向けて~」だった。ELEC理事長賞は該当なし。優秀英語授業実践者賞には、山口貴美氏(福井県立福井商業高等学校)の「Narrow learning with a Built-in Core Task(NLBCT)と生成AIのハイブリッド活用による、高校生の論理的ライティング能力育成の実践―プロセス重視指導と生成AIフィードバックの相乗効果―」と、髙橋博将氏(埼玉県上尾市立大石南小学校)の「『《初級学習者版》英語を無理なく読める7つのステップ』を活用した『読むこと』における学習者主体の学びの手立ての開発」が受賞した。
応募には申請書・実践報告書・映像資料の提出が必要で、ELEC公式Webサイトに設けられた専用の応募フォームから受け付ける。応募締切は11月30日。選考過程において、取組内容に関する聞き取り調査や追加資料の提出を求める場合がある。選考結果は2027年2月下旬までに文書などで通知される。
受賞した取組の著作権は応募者に帰属するが、版権はELECのものとなる。個人情報の取り扱いについては、ELEC公式Webサイト内のプライバシーポリシーを確認のこと。
◆ELEC英語教育賞
応募締切:2026年11月30日(月)
対象:国公私立の小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・義務教育学校の団体および個人
応募方法:ELEC公式Webサイトの専用応募フォームより申請書・実践報告書・映像資料を提出する
選考結果通知:2027年2月下旬までに文書などで連絡









