教育業界ニュース

東大、探究学習の指導を支援…26年度教員研修15校を募集

 東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化・効果検証センターは、個人研究型探究学習に関わっている高校教員に向けた研修プロジェクトの参加校を募集している。定例の研修会は毎月1回、午後5時30分からのオンライン開催。応募締切は2026年4月30日。参加費無料。

イベント 教員
2026年の研修プロジェクトの概要:基礎プログラム<夏期 5~9月>
  • 2026年の研修プロジェクトの概要:基礎プログラム<夏期 5~9月>
  • 2026年の研修プロジェクトの概要:発展プログラム<冬期10月~3月>

 東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化・効果検証センター(以下、CASEER)は、個人研究型探究学習に関わっている高校教員に向けた研修プロジェクトの参加校を募集している。定例の研修会は毎月1回、午後5時30分からのオンライン開催。応募締切は2026年4月30日。参加費無料。

 2022年度の学習指導要領で高校に導入された「総合的な探究の時間」では、地域課題や企業課題の解決に生徒がグループで取り組むなど、多様な内容が実施されている。その中で、生徒個人が独自のテーマと問いを設定して取り組む個人研究型探究学習においては、生徒にとって「やらされ探究」になってしまう、問いが深まらず「調べ学習」に終始してしまう、といった声が教員の中から多数あがっているという。

 そのような中、CASEERは2017年度の改組発足以降、東京大学教育学部附属中等教育学校(以下、東大附属)との緊密な連携のもとに、10年間にわたる全生徒の追跡調査を行い、研究成果を蓄積。また、学習指導要領により「総合的な探究の時間」が高校現場に導入される半世紀以上前から、全教科において探究学習に取り組んでいる。データに基づく実証研究からは、東大附属の探究学習が、卒業後や社会に出てからも、効果を発揮していることが検証されているという。

 そこで、2025年度より三菱みらい育成財団からの助成に基づき、高校現場における個人研究型探究学習内容の水準向上や、指導にあたる教員の困りごとの解消・軽減に貢献する研修プロジェクトを開始。2025年度には全国9校の高校から計69名の教員が参加し、研修を実施した。

 2026年度も、引き続き研修プロジェクトの開催が決定。2025年度の内容をさらに発展・拡充させ、年度前半を「基礎プログラム」、後半を「発展プログラム」として行う。前半のみ、後半のみの参加も可能。
 
 定例の研修会は毎月1回、午後5時30分から午後7時30分までオンラインにて実施する。内容は、レクチャー、事例紹介、ディスカッションなど。各回の研修会終了後に、有志教員による30分~1時間程度の「延長戦・自由雑談会」も行う予定。

 参加対象は、個人研究型探究学習に取り組んでいる高校の教員。1校あたり、管理職を含む3人以上での参加を求めており、高校数は約15校、教員数は約80名程度を予定している。参加無料。ただし、オンライン開催の定例研修会以外のキックオフミーティングおよび最終回など、対面開催の回に参加する場合、交通費の負担がある。応募締切は4月30日。応募多数の場合、先着順で参加校を決定する。

 なお、4月11日には説明会を実施。参加希望者は、東京大学Webサイトの応募フォームより申し込む。

◆2026年研修プロジェクト 参加校募集
募集期間:2026年4月1日(水)~4月30日(木)※応募多数の場合、早期終了の可能性あり
対象:個人研究型探究学習に取り組んでいる高校の教員
料金:無料
申込方法:メールにて

◆2026年研修プロジェクト 説明会
日時:2026年4月11日(土)16:00~17:00
会場:オンライン開催
申込方法:東京大学Webサイトの応募フォームより

《木村 薫》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top