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K-POPの最前線で学ぶ、同志社女子大が韓国・東亜放送芸術大と協定

 同志社女子大学は、韓国の東亜放送芸術大学(DIMA)と学術連携協定を締結する。この協定は、K-POPなどエンターテインメント分野を核に、学生の交換留学や教員の共同研究などを通じて、新たな国際的メディア教育の創造を目指すものである。

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同志社女子大学が韓国・東亜放送芸術大と協定
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 同志社女子大学は、韓国の東亜放送芸術大学(DIMA)と学術連携協定を締結する。この協定は、K-POPなどエンターテインメント分野を核に、学生の交換留学や教員の共同研究などを通じて、新たな国際的メディア教育の創造を目指すものである。2025年10月29日には、同志社女子大学京田辺キャンパスにて協定締結調印式が行われた。

 東亜放送芸術大学(Dong-Ah Institute of Media and Arts:DIMA)は、放送や映像、音楽、K-POPなどの領域で韓国のエンターテインメント業界を牽引する専門大学として知られている。UHDスタジオや学内放送局「DIMA TV」といった最先端の実習環境を備え、入学倍率は15倍を超える難関校である。これまでにK-POPアーティストや映像プロデューサーなど、K-カルチャーを支える多くの人材を輩出してきた。NHK・Eテレの番組で紹介されたほか、映画「パラサイト」やドラマ「イカゲーム」の撮影も同大学内のスタジオで行われたという。

 今回の提携は、単なる連携協定にとどまらず、学生の交換留学や教員の共同研究、文化交流などを通じ、エンターテインメント分野を核とした人的ネットワークのハブとなることを目指す。同志社女子大学の学生は、韓国の最先端の現場教育を体験し、グローバルなエンターテインメント産業に触れる機会を得ることができる。K-POPや音楽制作、映像制作、舞台演出、メディアビジネスなどに興味をもつ学生にとって、新たな学びの道を開くものとなる。また、DIMAの学生にとっても、日本の文化や社会、クリエイティブ教育に触れる交流の場となることが期待される。

 両大学は今後、日韓で協力して世界向けのコンテンツを制作できる先進的な人材の育成を共同で推進し、次代のグローバルエンターテインメントを担う人材の輩出を加速させることを目指す。

《吹野准》

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