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学生証から講義情報まで「東北大アプリ」で完結…内田洋行がDX支援

 内田洋行は2025年10月1日、東北大学が推進する「全学DX戦略」を支援し、大学公式スマホアプリ「東北大アプリ」を開発・導入したと発表した。同アプリは、東北大学において2025年4月より運用を開始している。

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学生生活と地域連携を支える多様なアプリケーション
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  • 「東北大アプリ」スマホ学生証システムイメージ

 内田洋行は2025年10月1日、東北大学が推進する「全学DX戦略」を支援し、大学公式スマホアプリ「東北大アプリ」を開発・導入したと発表した。同アプリは、東北大学において2025年4月より運用を開始している。

 東北大アプリは、学生約1万7,800人と教職員約6,600人の合わせて約2万4,400人が利用できるデジタル基盤。内田洋行の支援のもと、スマホ学生証・職員証の機能を中核に、講義情報のリアルタイム配信やキャンパスマップ、緊急通知が可能となる。

 同アプリは、大学生活で必要な情報を一元的に管理することで、快適なキャンパスライフを提供し、教職員の情報発信の効率化を図る。さらに、大学内の組織の枠を超えて利便性の高いコミュニケーションができる仕組みとして期待されている。今後の運用改善についても東北大学が主体となって取り組んでいくという。

 2025年10月1日からは、東北大学附属図書館の入退館にスマホ学生証が利用可能となり、地域との接点強化の一環として交通系サービスや美術館・博物館の割引きサービスも展開されている。この取組みは、「国際卓越研究大学」としての地位をさらに強固にすることを目指すものだ。

 内田洋行は、東北大学と地域社会をつなぐ持続可能なデジタル基盤の創出を通じて、学びと暮らしの未来を築く革新的なソリューションを提供していく。また、東北大学のDX推進プロジェクト・チームは、若手職員を中心にDXを先導的に進める体制が整っており、今後もエンゲージメント向上を図りながら、データ活用による体験価値の提供を目指す。

《風巻塔子》

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