日本学生支援機構は2025年5月19日、官民協働海外留学創出制度「トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム」拠点形成支援事業における2025年度地域事業の(追加募集)募集要項を公開した。事業の実施単位は都道府県。選定予定数は最大7件。公募締切は7月4日。
官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」の「拠点形成支援事業」は、高校生のグローバル人材の育成に取り組む留学モデル拠点地域を全国に作るため、第2ステージ(2023~2027年度)から開始。採択された地域は、グローバル人材育成コミュニティに参画することで、より幅広い人材育成を目指す。
事業を実施する際の「地域」の単位は都道府県。派遣留学生は、事業が実施される都道府県内の高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、高等専門学校(第3学年以下)、専修学校の高等課程に在籍する日本人生徒など。海外留学や事前・事後オリエンテーションなどのプログラム、地域事業を実施するための体制や資金が、支援の対象となる。
支援期間は原則3年間。2025年度の支援予定地域事業数は最大7件。奨学金等と運営経費に対する交付金の上限は年間1,250万円。ただし、初年度は200万円を上限とする。派遣留学生の奨学金等は、地域協議会が派遣留学生に支給する金額の2分の1を交付する。
地域事業の選定は、第1次審査と第2次審査の二段階方式。第1次は、実施体制や資金計画、地域で実施する地域事業の基本的な考え方について記載した「事業実施計画書」の書面審査。第2次では、「事業実施計画書」の書面審査および面接審査の結果に基づき、選考委員会が採択する地域事業を選定する。
申請は、地域事業の実施主体となる地域協議会の代表者(知事など)が日本学生支援機構の理事長宛てに行う。申請は、2025年5月19日から7月4日午後5時(必着)まで、電子メールで受け付ける。支援対象地域の選定結果(第1次審査)は7月下旬(予定)に文書で通知、支援対象地域の事業実施計画書(第2次審査)締切は8月上旬、面接審査(第2次審査)を8月下旬に実施し、支援対象地域の確定および採択の通知は9月中旬に文書で通知する。
詳細は、Webサイトに掲載の募集要項などで確認できる。申請に必要な書類などもWebサイトからダウンロード可能。
◆2025年度トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム「拠点形成支援事業」地域事業・追加募集
募集期間:2025年5月19日(月)~7月4日(金)17:00
事業単位:都道府県
支援期間:原則3年間
支援予定数:最大7件
支援交付金:年間1,250万円を上限
申請方法:電子メールで申請書類を提出する