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福岡工大と東福岡高、AI教育で協定締結

 2025年1月30日、福岡工業大学と東福岡高等学校は、数理・AI・データサイエンス教育を中心とした高大連携協定を締結した。これにより、両校はデジタル時代に対応した教育を推進し、確かな教養と専門知識を持つ人材の育成を目指す。

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 2025年1月30日、福岡工業大学と東福岡高等学校は、数理・AI・データサイエンス教育を中心とした高大連携協定を締結した。これにより、両校はデジタル時代に対応した教育を推進し、確かな教養と専門知識を持つ人材の育成を目指す。協定締結式は福岡工業大学で行われ、今後の具体的な連携内容が発表された。

 この協定は、国の教育未来創造会議が掲げる理系専攻学生の増加目標や、文部科学省が進める「DXハイスクール」指定校の取組みに応える形で実現した。全国の高校約1,000校をデジタル教育の拠点とする計画の一環として、東福岡高校も2024年度にDXハイスクールに指定されている。福岡工業大学と東福岡高校の連携は、こうした社会的ニーズに応えるためのものであり、生徒の成長を支える教育を追求する。

 協定の具体的な内容としては、東福岡高校の「総合的な探究の時間」において、福岡工業大学の教員が専門的な視点から授業を分析し、助言を行うことがあげられる。また、大学主催のプログラムへの高校生の積極的な参加を奨励し、教員の研修を通じて教育の質を向上させることも含まれている。これにより、次世代のデジタル人材の育成を目指す両校の関係がさらに発展することが期待される。

 東福岡高等学校は1955年の開校以来、進学に重点を置き、きめ細かい学習指導と生徒指導を行ってきた。2025年度からは共学化を進め、新たな学園ビジョン「NEXT HIGASHI 2030」を掲げ、5つのコースを改編・新設する予定である。特に「文理共創コース」では、デジタル人材としてのリーダーやイノベーターの輩出を目指し、数理・AI・データサイエンス教育を軸としたプログラムが展開される。

《神林七巳》

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