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文科省事業、エコスクール・プラスに係る計画書…提出締切2/7

 文部科学省は、学校が施設の整備事業を実施する際、関係各省より補助事業の優先採択などの支援を受けることができるエコスクール・プラス(2025年度)事業の募集を開始している。計画書の提出期限は2025年2月7日。

教育行政 文部科学省
エコスクール 環境を考慮した学校施設の整備推進
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  • 改修によるエコスクールの整備

 文部科学省は、学校が施設の整備事業を実施する際、関係各省より補助事業の優先採択などの支援を受けることができるエコスクール・プラス(2025年度)事業の募集を開始している。計画書の提出期限は2025年2月7日。

 エコスクール・プラスは、近年の地球規模の環境問題に対する取組みの強化や、ユネスコが主導する「持続可能な開発のための教育(ESD)」の推進などに向けて実施するもの。児童生徒の環境・エネルギー教育の充実や、地域における環境・エネルギー対策などの推進にもつながる施設の整備を目的として、建築物エネルギー消費性能基準をさらに上回る性能などを有する施設の整備を支援しており、2024年に49校(2017年度からの合計は311校)認定されている。

 今回、公立学校施設の新増改築・改修事業を予定している学校設置者において、エコスクール・プラスの認定を希望する場合「エコスクール・プラス計画書」を提出するよう呼びかけを実施。事業の実施について、教育委員会施設主管課、生涯学習・社会教育主管課、環境・エネルギー主管課、林業政策主管課および建築行政主管課などが連携し、積極的に検討するよう促している。

 認定を受けた学校が施設の整備事業を実施する際は、文部科学省・農林水産省・国土交通省・環境省などの関係各省より、補助事業の優先採択などの支援を受けることができる。また、「地域脱炭素ロードマップ(2021年)」に基づく脱炭素先行地域などの学校のうち、ZEB Readyを達成する事業に対し、文部科学省より単価加算措置(8%)の支援を行う。  

 「エコスクール・プラス計画書」は、地域内の市区町村、都道府県立の学校分を含め各都道府県教育委員会施設主管課において取りまとめのうえ、提出する。提出期限は2月7日。文部科学省大臣官房文教施設企画・防災部施設助成課技術係まで、電子メールにて提出すること。

 なお、エコスクールとは、環境を考慮した学校施設のこと。環境負荷の低減に貢献するだけでなく、それを教材として活用するなど児童生徒の環境教育に資するものであり、地域の環境教育の発信拠点としても先導的な役割を果たすという。

《木村 薫》

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