内田洋行教育総合研究所と東京財団政策研究所は、東京都中央区の内田洋行新川本社ビルで「AI時代の先生を考える」イベントを2024年12月21日に開催する。AIの教育現場への活用が進む中、ロボット教師の限界をテーマに、教育者の役割を再考する機会を提供する。
AI技術の進化に伴い、教育現場でもAIの活用が注目されている。国や自治体は、AIを用いることで業務の効率化や教育の質の向上を期待しているが、AIに任せるべき業務やその影響については十分な議論がされていない。このような背景から、内田洋行教育総合研究所は東京財団政策研究所と連携し、AI時代の教育者の役割について考えるイベントを企画した。
イベントは、中央教育審議会元会長の安西祐一郎氏と、東京学芸大学教職大学院教授の堀田龍也氏による講演から始まる。AI時代における教育の現状や課題、教育者に求められる役割についての見解が示される予定だ。その後、両氏による対談が行われ、AIが教育現場に与える影響についてさらに深く掘り下げる。
後半のワークショップでは、10月に開催された第1回イベントの登壇者である杉並区元教育長の井出隆安氏、文部科学省総合教育政策局教育人材政策課長の後藤教至氏、杉並区立天沼小学校校長の薩摩博之氏が指定討論者として参加する。「AIにさせたい仕事・させたくない仕事、技術的に実現できそう・難しそう」をテーマに、参加者とともに議論を深める。
このイベントは、AIに代替させたい仕事や、教育者にしかできない仕事を明確にし、教育現場におけるAIの役割を再考することを目的としている。教育者や関係者が集まり、AI時代における教育の未来を共に考える場となる。
◆「AI時代の先生を考える」~ロボット教師はナンセンス~
日時:2024年12月21日(土)13:00~17:00
会場:内田洋行 新川本社ビル 2F CANVAS(東京都中央区新川2-4-7)
対象:学校の先生方を中心に、だれでも参加可能
募集人数:100名
締切:12月19日(木)17:00
参加費:無料
申込方法:Webサイトから申し込む