静岡聖光学院中学校・高等学校と上智大学は2024年10月31日、東京都千代田区の上智大学において高大連携に関する協定を締結した。この協定は、両校がカトリックの教育理念をもとに、国際社会での活躍を目指す学生の育成を強化することを目的としている。
静岡聖光学院は、カトリック系の中高一貫男子ミッションスクールとして、国際関連分野への進路志望者を多く輩出してきた。近年では、STEAM教育や探求活動、国際会議への参加、英国ケンブリッジIGCSE/ALevelプログラムの提供、帰国生や留学生の受け入れなど、国際関係分野での学びの機会を積極的に提供している。一方、上智大学はカトリック系ミッション私立大学として、国際関係分野に強い学部を持ち、今回の協定により、両校の教育理念がさらに深化することが期待されている。
協定の目的は、相互の教職員・学生・生徒の交流を通じて、カトリックの教育理念を深化を図ること、そして、より魅力ある大学・高等学校づくりを推進することにある。具体的な取組みとしては、教育に関する情報交換や教員・学生・生徒の交流、上智大学が企画する生徒向けイベントへの参加、上智大学の教員による静岡聖光学院への出張授業の実施などがあげられる。
この協定により、静岡聖光学院と上智大学は、国際社会で活躍できる人材の育成を目指し、カトリック教育の深化を図るとともに、教育の質を高めるための連携を強化していく。