大阪府熊取町と、同町に立地する大阪観光大学、大阪体育大学、関西医療大学および京都大学複合原子力科学研究所の4大学は2024年7月30日、連携協力に関する協定を締結した。熊取町は、これまで4大学と個別に協定を結んでいたが、今回の協定で大学間の連携・協力関係をより強化していく。
熊取町は大阪都心部から30キロメートルの距離で、大阪府の南部・泉南郡にあり、関西国際空港のある泉佐野市の東隣に位置している。大阪観光大学、大阪体育大学、関西医療大学、京都大学複合原子力科学研究所は熊取町内に所在する。
協定締結により今後は、「教育、研究に関する相互支援と交流に関すること」「教職員研修(FD/SD)の共同実施に関すること」「公開講座の共同実施に関すること」「施設・設備の共同利用に関すること」「教職員・学生の相互交流に関すること」「そのほか、4大学が必要と認める連携・協力に関すること」の6つの項目について、具体的な取り組みの協議を進めていく。
協定締結式では、山田良治・大阪観光大学学長、原田宗彦・大阪体育大学学長、吉田宗平・関西医療大学学長、黒﨑健・京都大学複合原子力科学研究所所長、藤原敏司・熊取町長が出席。4大学が連携し、それぞれの強みを生かしながら地域社会の課題解決に取り組むことの意義と、それに対する期待について述べた。