日本女子大学建築デザイン学部および大学院建築デザイン専攻は2024年6月10日、米国・シラキュース大学建築学部と学術交流に関する部局間協定を締結した。両大学の学生および教員による、学術的な交流を推進するという。
シラキュース大学は、1870年に創立されたアメリカ・ニューヨーク州の大学。全米でも有数の歴史と伝統を誇るという。建築学部では、建物、敷地、都市を設計するための技術的スキルを身に付け、世界におけるデザインの役割に対する理解を深めている。
日本女子大学建築デザイン学部建築デザイン学科は、2024年度に開設された。豊かな生活環境を創造的にデザインし、表現する力を養い、建築設計やインテリアデザイン、都市開発など、多彩な分野での活動を目指すという。
シラキュース大学建築学部のマイケル・スピークス学部長は「今回の協定締結をきっかけとして日本女子大学とも長きにわたる関係を構築できることを楽しみにしております」とコメント。
日本女子大学建築デザイン学部の佐藤克志学部長は「アメリカ有数のシラキュース大学建築学部との協定締結は、大学を越えた(trans-institutional)、国境を越えた(trans-national)、専門分野を越えた(trans-disciplinary)デザイン教育の機会ととらえています。学生同士の交流が積極的に行われることで、日本女子大学での建築デザイン教育の可能性が広がることを期待しています」と述べている。
部局間協定の締結により今後、両大学の学生および教員が、学術的な交流を推進していくとしている。