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高知県、教員採用試験5.9倍…前年度比1.7pt減

 高知県教育委員会は2024年5月22日、2025年度公立学校教員採用試験の応募状況を公表した。小・中・県立学校など全校種の応募者総数は1,469名で、2024年度に比べて472名の減少。全体の倍率は5.9倍で、前年度より1.7ポイント低くなっている。

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令和7年度(令和6年度実施)高知県公立学校教員採用候補者選考審査 応募状況
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 高知県教育委員会は2024年5月22日、2025年度公立学校教員採用試験の応募状況を公表した。小・中・県立学校など全校種の応募者総数は1,469名で、2024年度に比べて472名の減少。全体の倍率は5.9倍で、前年度より1.7ポイント低くなっている。

 2025年度高知県公立学校教員採用候補者選考審査は、2024年3月25日より出願を受付け、4月15日に締め切った。5月22日に公表された応募状況(一般選考)によると、小学校は採用予定数130名程度のところ、応募者577名で4.4倍。前年度より1.5ポイント減少した。

 中学校では47名程度採用予定のところ、応募者375名で8.0倍。教科別にみると、もっとも倍率が高いのは保健体育で、7名程度採用予定のところ応募者85名で12.1倍。もっとも倍率が低かった技術は、2名程度採用のところ応募者3名で1.5倍。小・中学校養護教諭は10名程度採用のところ応募者124名で12.4倍。小・中学校栄養教諭は3名程度募集のところ応募者44名で14.7倍。

 高等学校全体では、41名程度採用のところ286名の応募で7.0倍。教科別にみるともっとも倍率が高かったのは保健体育で、1名程度採用のところ応募者62名で62.0倍。一方、工業(電気・電子)、工業(化学)、水産(航海)、福祉については応募者が0名だった。

 特別支援学校については、小学部と中・高等部あわせて18名程度募集のところ、応募者47名で2.6倍。県立学校養護教諭は1名程度募集のところ応募者16名で16.0倍だった。

 小・中・県立学校など全校種の応募者総数は1,469名で、前年度(1,941名)に比べて472名の減少、倍率も前年度(7.6倍)より1.7ポイント減の5.9倍となった。高知県教育委員会は、応募者数が減少傾向にあるものの、全体の倍率は5.9倍と一定確保できていることを評価しつつ、今後も、より受審しやすい審査制度への見直しや、働き方改革の推進、教員の魅力発信などに取り組んでいくとした。

 採用候補者選考審査は今後、第一次審査を6月28日に実施。7月末から8月中旬にかけて第二次審査を行う。採用候補者名簿登載発表は9月20日の予定。

《木村 薫》

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