河合塾は2024年5月27日、「第5回大学入学者選抜改革セミナー」のアーカイブ動画を「Kei-net Plus」にて配信開始した。大学入試における多面的・総合的な評価の意義の講演と、入学者選抜における実践事例の紹介などを紹介する。過去第1～4回の講演の視聴も可能。
4月24日に開催した「第5回大学入学者選抜改革セミナー」では、大学入試担当者など約100大学200名を超える出席者があったという。
基調講演では、大阪大学の川嶋太津夫特任教授が「大学入試における多面的・総合的評価の意義と実践、その先にあるもの」と題して、大学入学者選抜における多面的・総合的評価の現状と課題、未来について講演した。少子高齢化や大学全入時代の中で、一般選抜での入学者の割合が減少し、総合型・学校推薦型選抜の割合が増加していることについても触れた。今後は志願者が、「入れる」を選ぶのではなく、「入りたい」大学や学部を選ぶ傾向があり、大学も「獲れる」ではなく「獲りたい」学生を受け入れる入試が必要だという。そのほか、大阪大学での取組みなども講演している。
北海道情報大学入試広報室の對馬聡子課長は、河合塾が大学向けに提供する、大学入試で受験生の多面的評価を支援する「J-Bridge System」を活用した入学者選抜の事例について講演した。総合型選抜におけるシステムの利用状況や導入したことのメリット、今後の活用方法について紹介したという。
アーカイブ動画は、2022年、2023年に開催した第1回から第4回のセミナー動画も視聴可能。「Kei-net Plus」のWebサイトより視聴できる。
◆「第5回大学入学者選抜改革セミナー」アーカイブ配信
日程：2024年5月27日（月）より
視聴方法：「Kei-net Plus」より視聴できる
