2024年5月20日に開催された東京都私立学校審議会において、東京都知事あてに私立学校の設置などに関する答申が9件提出され、いずれも認可が適当と認められた。これにより、渋谷外国語専門学校など専門学校3校、幼稚園2校が廃止となる。
東京都私立学校審議会は、私立学校法第9条により設置されている知事の諮問機関。私立学校の設置、廃止、学校法人の設立認可などについて審議するとともに、私立学校に関する重要事項を知事に建議することができる。
2024年度第2回東京都私立学校審議会(第837回)で答申が出されたのは、法人解散1件、学校廃止5件、学則変更1件、課程設置1件、課程廃止1件の計9件。
法人解散は渋谷外国語専門学校を設置する嘉榮学園が、学校廃止とあわせて提出。このほか、東京山手メディカルセンター附属看護専門学校、成増高等看護学校が、学校運営の継続困難を理由に学校廃止となる。幼稚園では、目黒区の若水幼稚園、大田区の糀谷幼稚園の2校が、同じく学校運営の継続困難を理由に学校廃止の認可を受けた。
小中高校関係では、科学技術学園高等学校が定時制課程を廃止し、全日制課程を設置。学則変更では、ブリティッシュ・スクール・イン東京(各種学校)において、収容定員を740人から860人へと120人増員することが認められた。
私立学校審議会の答申結果は、東京都Webサイトおよび東京都文化スポーツ局Webサイトの報道資料等から見ることができる。