四天王寺大学は2024年4月12日、インドネシア、フィリピン、ベトナムの6大学で学術交流協定を締結したことを公表した。学生の異文化理解、語学力やグローバルな視野を育む教育・学修環境の拡充に向けて、相互の海外研修受け入れや大学間のプログラム開発、教職員の交流などを行う。
四天王寺大学は約1,400年前、聖徳太子が創建した日本最古の学問所「四天王寺敬田院(きょうでんいん)」を起源としている。十七條憲法の第一条「和を以て尊しとなす」からはじまる学園訓で、心の「和」の教育を柱に、人と人のつながりを大切にする健全な精神の育成に取り組んでいる。
同大学は、東南アジアで初となる学術交流協定を締結。2024年2月は、インドネシアのUniversitas Mahasaraswati Denpasar(デンパサール・マハサラスワティ大学)。2024年3月は、フィリピンのEnderun Colleges(エンデラン・カレッジ)とLapulapu-Cebu International College(ラプラプセブ国際大学)、ベトナムのHanoi University of Languages and International Studies(ハノイ国家大学外国語大学)、Foreign Trade University(貿易大学)、FPT University(FPT大学)の3か国6大学で協定調印式を実施した。
学術協定では、相互の海外研修受け入れや大学間のプログラム開発、教職員の交流などを行うという。
今後は、学生の異文化理解、語学力をはじめグローバルな視野を育む教育・学修環境の拡充に向けて、さらに約1年後に開催する大阪・関西万博やインバウンド観光客へのビジネスを見据えたホスピタリティをもった国際的な人材の育成目指すとしている。