順天堂大学と日本女子大学附属高等学校は2024年3月29日、高大連携に関する協定を締結した。今後、大学教員による出張授業や教育に関する情報交換、生徒・学生・教員の交流などを計画している。
順天堂大学は、1838年に設立。現在は、9学部5大学院研究科6附属病院からなり、医学・スポーツ健康科学・看護学・理学療法学・診療放射線学・臨床検査学・臨床工学・国際教養学・健康データサイエンス学・薬学の理論と実践を学ぶことができる健康総合大学・大学院大学。
日本女子大学附属高等学校は、文系・理系のコース制に分けることなく卒業生の約75%が日本女子大学に内部進学する。一方、医療系などの学部群で学ぶことを希望する生徒も多数在籍している。今回の高大連携に関する協定は、日本女子大学附属高校にとって初めての締結となった。
今回の高大連携の取組みは、相互の伝統と建学精神や教育目標を尊重し、より有効な教育を構築していくことを目指す。また、大学教員による出張授業の実施や教育に関する情報交換、生徒・学生・教員の交流などを計画している。2024年度は同高校にて、順天堂大学医学部、薬学部、健康データサイエンス学部の教員による特別講座などを実施する予定だという。
日本女子大学附属高等学校は、今後生徒が学びの裾野を広げて豊かな教養を身に付け、将来へ向けた科学的探究心や知的好奇心が育成されることを期待するとしている。