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東京都「教員のメンタルヘルス支援」個別相談室や電話相談

 東京都教育委員会は2024年4月2日、都内公立学校に勤務する教職員を対象に、こころの病の予防や早期自覚、早期対処を目的とした精神保健相談、訪問相談や職場復帰支援などの取組みを一覧にして公表した。

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 東京都教育委員会は2024年4月2日、都内公立学校に勤務する教職員を対象に、こころの病の予防や早期自覚、早期対処を目的とした精神保健相談、訪問相談や職場復帰支援などの取組みを一覧にして公表した。

 相談事業として、公認心理師または臨床心理士がこころの悩みに関する相談を受けている。「土日相談」では、毎週土曜日・日曜日(祝日・年末年始を除く)に個別相談室を開設。時間は午前9時から午後6時まで、場所は池袋会場・上野会場・立川会場。予約制で申込みは電話で受け付ける。受付時間は、平日午前9時から午後6時まで。

 電話相談は、平日の正午から午後8時まで受け付けている。メール相談も行っており、専用フォームに相談内容などを入力し、後日メールで回答する。また、東京都教職員健康相談員(精神科医)が精神保健に関する相談に応じる(月1回程度)。4月と5月の精神保健相談は、4月17日と5月16日の2日間で各日とも午後2時から午後5時まで。相談時間は1人40分程度。場所は東京都庁舎内(詳細は予約を受け付けた際に知らせる)。予約申込制で、4月分は4月2日から4月10日まで、5月分は4月19日から5月9日まで申し込む。申込みのメールアドレスは、Webサイトに掲載している。

 また、公認心理師または臨床心理士が学校を訪問し、管理職からの相談や個別面談を行う。いずれも平日実施し、事前申込制となっている。訪問相談(ラインケア)は、校長などの学校管理職に助言・支援を行う。講師派遣・個別面談などは、学校などでのメンタルヘルスセミナーへの講師派遣および新規採用教員などに個別面談を行う。申込み・問合せは電話(平日午前9時から午後5時まで)、または専用フォームから行う。

 そのほか、公立学校共済組合東京支部の「こころの相談室」、公立学校共済組合の「電話・面談メンタルヘルス相談」「教職員電話健康相談24」「メンタルヘルス相談」「WEB相談(こころの相談)」も行っている。さらに、精神疾患により休職中の教員を対象とした職場復帰支援も行っている。

 メンタルヘルス支援の詳細については、Webサイトで確認できる。

《田中志実》

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