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PKSHA×立命館大「探究型AIコンシェルジュ」研究成果発表

 PKSHA Technologyは2024年3月1日、PKSHA Workplaceと立命館大学が「探究型AIコンシェルジュ」の実証実験を完了し、2年間の共同研究成果を2月29日開催の「教育開発DXピッチ最終報告会 D.I.G.」で発表したことを公表した。

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 PKSHA Technologyは2024年3月1日、PKSHA Workplaceと立命館大学が「探究型AIコンシェルジュ」の実証実験を完了し、2年間の共同研究成果を2月29日開催の「教育開発DXピッチ最終報告会 D.I.G.」で発表したことを公表した。

 PKSHA Workplaceは2023年7月、デジタルキャンパスコンソーシアムという構想を掲げ、AI対話エンジンや共通FAQプラットフォームなどを活用した大学DXを推進。これまで立命館大学と協働で、学生の潜在的興味関心や適性をとらえ、最適な授業、ゼミ、研究室を推薦する「学生の自分探しを応援する探究型AIコンシェルジュ」の企画・開発に取り組んできた。

 実現にあたっては、まず学生の興味関心をヒアリングを通じて言語化、構造化。その個別情報に対して、マッチする情報を提供するAIアルゴリズムを構築し、立命館大学のシラバスデータと照合したうえで、履修科目の選択肢を学生に提供する。その際、「なぜその科目をあなたにおすすめしたか」提案理由を含めて説明することで、自分自身では考え付かなかった新たな分野の学習のきっかけを促進。AIコンシェルジュについてのユーザーテストでは、90%以上の学生が「また使いたい」と回答し、実用性の高さが証明されたという。

 これらの成果は、2月29日に開催された「教育開発DXピッチ最終報告会 D.I.G.」にて発表された。

 立命館大学ではR2030「挑戦をもっと自由に」というビジョンのもと、教育領域におけるDX推進を行い、PKSHAと協働し5部署へのAIチャットボットの展開などを実現。「学生の自分探しを応援する探究型AIコンシェルジュ」構想は、2022年5月に立命館大学が主催する「教育開発DXピッチ」で優秀賞を受賞。PKSHA Workplaceは構想実現にパートナーとして参画している。

《いろは》

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