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岡山県、教員採用の概要を発表…大学3年チャレンジ選考も

 岡山県教育委員会は2024年1月12日、2025年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の実施概要を公表した。合格すると翌年度の筆記試験が免除となる「大学3年次等チャレンジ選考」を導入するほか、現職教員向け特別選考では私立学校と県外の国立大学の勤務者も対象とする。

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令和7年度(令和6年度実施)岡山県教員採用試験の概要
  • 令和7年度(令和6年度実施)岡山県教員採用試験の概要
  • 令和7年度(令和6年度実施)岡山県教員採用試験の概要
  • 令和7年度(令和6年度実施)岡山県教員採用試験「大学3年次等チャレンジ選考」
  • 令和7年度(令和6年度実施)岡山県教員採用試験「大学3年次等チャレンジ選考」
  • 岡山県公立学校の先生になりませんか(英語を母語とする人)
  • Okayama Schools Need English Teachers(Attention Native English Speakers)

 岡山県教育委員会は2024年1月12日、2025年度(令和7年度)岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の実施概要を公表した。合格すると翌年度の筆記試験が免除となる「大学3年次等チャレンジ選考」を導入するほか、現職教員向け特別選考では私立学校と県外の国立大学の勤務者も対象とする。

 2025年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験は、岡山県内の市町村(組合)立学校(岡山市立を除く)と県立学校に勤務する教員を選考する試験。第1次試験となる筆記試験と面接試験を2024年7月6日、7日、13日、14日に実施。第2次試験の面接試験や模擬授業などは8月17日~21日、24日の期間中で指定する日に行う。

 募集する校種・職種は、小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭、特別支援学校教諭、養護教諭、栄養教諭。出願期間は4月中旬から5月中旬。募集する教科(科目)区分、採用候補者見込数、出願手続きなどは、4月中旬の実施要項で発表される。

 2024年度実施の2025年度採用試験では、2次試験の小論文を廃止。教職経験者を対象とした特別選考Eは、1次試験を免除、2次試験は特別面接と口頭試問のみとする。特別選考Eのうち、現職教員の出願要件には私立学校と県外の国立学校の勤務者も加える。現職教員を対象とした特別選考Eは、秋にも採用試験を実施予定。試験日は、11月16日と17日の予定。ただし、夏の試験との連続受験は不可。

 また、大学3年生などが受験できる「大学3年次等チャレンジ選考」を開始する。受験対象者は、大学や大学院の最終年次の1年前の年次に在籍し(科目等履修生は含まない)、2025年度に卒業・修了見込みで、受験に必要な免許を2026年3月31日までに取得見込みの者。合格した場合、2026年度試験(2025年度実施)で筆記試験が免除となる。

 このほか、岡山県では英語を母語とする人を小学校・中学校・高等学校の正規教員として募集している。出願要件は、日本国内の国公私立学校で英語の指導に関する3年以上の教職経験(2年以上の教職経験があり出願時も勤務している人を含む)があり、職務を行ううえで必要とされる日本語能力を有する者。国籍は問わない。小学校、中学校(英語)、高等学校(英語)の教諭普通免許状を有しない人も出願できる。試験は、1次試験が特別面接(筆記試験は免除)、2次試験が面接と模擬授業(グループワークと口頭試問は免除)。

 1月12日には、講師経験者を対象とした特別選考Cの実施予定についてもあわせて公表した。詳細は、4月中旬ごろ公表予定の実施要項で確認できる。

《奥山直美》

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