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追手門学院大と鳴門教育大、連携協定で教員養成強化

 追手門学院大学は2023年12月13日、大学院での専修免許の取得に向けた推薦制度の導入など教員養成の強化に向け、鳴門教育大学と連携協定を締結すると発表した。締結式は、12月22日に追手門学院大学の茨木総持寺キャンパスで開催する。

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 追手門学院大学は2023年12月13日、大学院での専修免許の取得に向けた推薦制度の導入など教員養成の強化に向け、鳴門教育大学と連携協定を締結すると発表した。締結式は、12月22日に追手門学院大学の茨木総持寺キャンパスで開催する。

 追手門学院大学は人文社会学系を中心に8学部を有し、2025年4月には設置構想中の理工学部(仮称)を新設する予定。教職課程については現在、国語・英語・社会(高校は地理歴史・公民・商業)の中学校教諭一種免許状と高等学校教諭一種免許状が取得可能な課程を設置している。

 鳴門教育大学は、1981年に「教員のための大学」を理念として開学。教員の養成だけでなく、大学院では現職教員の再教育を行うなど、教師教育を先導する研究と実践を行っている。

 今回の連携協力事項は、教育・研究、文化、スポーツの向上のための連携と、その他両大学が協議して必要と認める連携。協定締結により、鳴門教育大学大学院への推薦入学制度を導入する。また、追手門学院大学で取得できる教科以外の一種免許状または専修免許状を3年間で取得(学費は2年分)できる「長期履修学生制度」の利用を見据えた指導などを行うとしている。

 これにより、学部で教職課程を履修していない学生が、鳴門教育大学大学院において標準修業年限(2年)+1年の3年間で、学部および大学院の授業科目を履修し、教職修士の学位と一種または専修免許状を取得することができる。また、「保健体育」や「情報」などの免許状を鳴門教育大学大学院にて取得することが可能となる。さらに、推薦入学制度の利用で、試験課題の一部免除と入学料が半額免除になるという。

 今後、両大学は教員養成における教育・研究などでの交流も検討していくとしている。

◆追手門学院大学と鳴門教育大学の連携協力に関する協定締結式
日時:2023年12月22日(金)15:30~
会場:追手門学院大学 茨木総持寺キャンパス 5階会議室(大阪府茨木市太田東芝町1-1)

《いろは》

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