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東京都、教職員の相談窓口「先生たちのほっとLINE」12/1開設

 東京都教育委員会は2023年12月1日、教職員相談窓口「先生たちのほっとLINE」を開設する。教職員が業務へのモチベーションを維持し、メンタルヘルス不調を未然に防止することが目的。開設期間は2024年3月30日まで。

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教職員相談窓口「先生たちのほっとLINE」開設
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 東京都教育委員会は2023年12月1日、教職員相談窓口「先生たちのほっとLINE」を開設する。教職員が業務へのモチベーションを維持し、メンタルヘルス不調を未然に防止することが目的。開設期間は2024年3月30日まで。

 「都立学校教員勤務実態調査」(2022年10~11月)によると、児童・生徒の悩みや相談への対応、授業準備に時間がとれないと悩んでいる教員が8割いることがわかった。また、同僚や先輩に気軽に相談しづらいと感じている教員が4割いた。

 「先生たちのほっとLINE」は、教職員が職場の人間関係や日ごろの業務上の悩みについて気軽に相談できる窓口。対象は、東京都公立小・中学校の教職員のうち、2023年度(令和5年度)教職員アウトリーチ型相談事業の対象者約1万1,000人。教職員アウトリーチ型相談事業は、臨床心理士などが学校を訪問し、教職員との面談を実施するメンタルサポートの取組みのこと。2023年度は、希望した小・中学校に所属する全教職員と小学校の全新規採用教員などを対象として実施した。

 「先生たちのほっとLINE」は、無料通話アプリ「LINE」を通じて匿名で相談できる。相談員は、臨床心理士などがあたる。相談員は、傾聴・助言を行うほか、必要に応じて専門窓口を紹介する。期間は、12月1日~2024年3月30日の月曜~土曜(祝日含む)、午後3時~午後9時。年末年始(12月29日~2024年1月3日)は除く。

◆東京都「先生たちのほっとLINE」
実施方法:無料通話アプリ「LINE」を通じて匿名で相談
対象者:2023年度アウトリーチ型相談事業対象者約1万1,000人
実施期間:2023年12月1日(金)~2024年3月30日(土)
実施時間:月曜日~土曜日(祝日を含む)15:00~21:00※年末年始(12月29日~2024年1月3日)は除く

《田中志実》

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