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保育における「電子黒板」の可能性とは…インフルエンサー座談会

 電子黒板において高いシェアを誇るベンキュージャパン(BenQ)は、2023年9月29日に保育インフルエンサー3名をゲストに招き「電子黒板BenQ Board×保育DX」をテーマにした座談会を開催。業界を知り尽くした3名の経験や意見を交えたレポートをWebサイトに公開した。

ICT機器 授業
座談会に参加した保育インフルエンサー3名
  • 座談会に参加した保育インフルエンサー3名
  • 座談会の模様
  • 電子黒板BenQ Boardのデモンストレーション
  • 電子黒板BenQ Board 製品画像
  • ゲスト登壇者:でんちゃん
  • ゲスト登壇者:ちーちゃん先生
  • ゲスト登壇者:祝吉美紀先生

 電子黒板においてアジア太平洋地域マーケットで高いシェアを誇るベンキュージャパン(BenQ)は、2023年9月29日に保育インフルエンサー3名をゲストに招き「電子黒板BenQ Board×保育DX」をテーマにした座談会を開催。業界を知り尽くした3名の経験や意見を交えたレポートをWebサイトに公開した。

 座談会には、SNS総フォロワー8万人、3児の保育士パパである“でんちゃん”。保育士歴20年、延べ7,500人の親子に関わってきたグローバル保育士で、絵本の専門家でもある“ちーちゃん先生”。保育業界20年以上、園長10年の経験をもつ乳幼児期の子育て専門家“祝吉美紀先生”の3名が参加。各方面で業界に長く携わる保育の専門家3名が、「電子黒板BenQ Board」の活用法だけでなく、ICT化が進む保育現場の現状や課題などについて語った。

 座談会では、「電子黒板BenQ Board」のおもな活用方法として「端末の画面を共有する」「共有画面にメモ書きする」「ホワイトボードアプリ」の3つを紹介。ツールを使わずに手でこするだけで文字を消去できる消しゴム機能には、ゲスト陣からも「それは良い!」と絶賛の声があがるなど、デジタルならではの使い勝手に興味深く聞き入っていたという。

 今回初めて電子黒板に触れたというでんちゃんは、「保育の幅が広がり、これからの時代につながっていきそう」と電子黒板の将来性に期待。利用経験のあるちーちゃん先生は、準備に時間がかかっていたプロジェクターや配布物での会議と比較し、その利便性とペーパーレスのメリットについて言及した。祝吉先生は、リアルタイムで文字などを書き加えることができる点に注目。「急なお知らせにも対応できるのがよい」と、実際の現場を想定した使い方を提案した。

 また、行事の準備や保護者との関係性、ICT化が進行途中であるがゆえの不慣れな操作による負担など、現場の保育士には目に見えない多くの負担があるとし、こうした課題も電子黒板をうまく使いこなすことで業務時間の短縮や効率の良い保育が実現できるのでは、とその可能性を見出した。

 一方で、祝吉先生は「子供の成長に対するデジタルの影響」を指摘。「せっかくの良いものが、かえって悪い影響が出てしまうのはもったいない。使い方は今後よく考えていかないといけない」と警鐘を鳴らすと、でんちゃんも「デジタルやインターネットの世界は使い方を誤るとすごく危険」と同意しつつ、逆に「現場で正しい使い方を教えるチャンスでもある」との見方を示した。

 ICTやデジタルをうまく活用した保育については、「職員同士ももちろん、社会においてもすり合わせが必要で、保育者の立場でも親の立場でももっと学んでいかなければならない」とし、使い方だけでなく心得も含めた研修などを通して「ベテランも新人も関係なく、もういちど見直すチャンス」であると強調した。

 保育現場だけでなく、デジタル化もICT化も避けては通れない。祝吉先生は、子供の成長段階によってデジタルに触れる最適な時間があり「その切り替えをしっかりと教えていくことが大切」とし、「デジタルを使うことありきで、きちんと躾の部分も考えていかなければならないのでは」と提言した。

 座談会の詳しいレポートや「電子黒板BenQ Board」の商品説明は、BenQ教育機関向けサイト内の幼児教育向け「BenQ Board」特設ページにて閲覧できる。

《畑山望》

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