芝浦工業大学とNECネッツエスアイは2023年9月11日、両者のもつ技術や人材などを活用し事業を発展させるため包括連携協定を締結した。今後、両者は連携し、システム工学とデータサイエンスに関する共同講座など社会・地域課題の解決に向けた各種取組みを行うとしている。
包括連携協定は、芝浦工業大学とNECネッツエスアイの両者が有する技術や人材、施設などを有効活用し、産学協創活動を通じて、両者各々の事業を発展させるため、両者合意のもと締結された。
協定締結前の2023年7月から両者は、技術革新に対応できる技術者の育成を目的としたDXとGXに関する文部科学省の「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」のプログラムについて検討を開始。
9月には、経済産業省の2022年度「高等教育機関における共同講座創造支援事業費補助金に係る間接補助事業」に採択された。同事業では、カーボンニュートラル関連の事業創出を担う人材の育成を目的としたシステム工学とデータサイエンスに関する共同講座を開催予定。
今後両者は、産学官金の連携組織「SITオープンイノベーション協創ネットワーク」の活動などをさらに加速し、社会・地域課題の解決に向けた各種取組みを実施するとしている。
芝浦工業大学は2022年に芝浦キャンパスを全棟貸しのオフィス(芝浦工大ビル)に転換し大学の機能は豊洲キャンパスへと移している。一方、NECネッツエスアイは、おもに企業や自治体向けにDXビジネスの事業展開および関連するICTシステムの構築、BPOサービスの提供などを行うNECグループにおけるネットワークソリューション事業の中核会社。2023年3月1日に芝浦工大ビル(旧 芝浦工業大学の芝浦キャンパス)へと本社を移転している。