文部科学省は2023年8月15日、文部科学省と科学技術振興機構が開催した「令和5年度(2023年度)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」の表彰校決定を発表した。文部科学大臣表彰は、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校が授与した。
文部科学省は、将来の国際的な科学技術人材の育成を目指し、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業を2002年度から実施。先進的な理数教育を実施する高校などをSSHに指定し、支援している。文部科学省と科学技術振興機構(JST)は、全国のSSH指定校などの生徒が、日ごろの研究成果を発表する機会を提供し、生徒の科学技術に対する興味・関心を一層喚起するとともに、SSHの成果を広く発信することを目的としてSSH生徒研究発表会を2004年度より開催している。
2023年度は、218校に支援を実施した。今回のSSH生徒研究発表会は、参集およびオンラインを組み合わせた複合形式による2部構成で開催。SSH指定校および過去に指定経験のある学校221校の生徒がポスター発表を行い、審査を経て代表校を選出。選出された6校の代表校が全体発表を行った。
審査の結果、もっとも優秀な研究発表を行った学校に授与される文部科学大臣表彰は、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校に決定。科学技術振興機構理事長賞は、長野県諏訪清陵高等学校・附属中学校と、群馬県立高崎高等学校に贈られた。
表彰校は延べ50校。各賞受賞校の一覧は、文部科学省Webサイトで確認できる。
◆令和5年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会表彰校(一部)
<文部科学大臣表彰>
・横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
<科学技術振興機構理事長賞>
・長野県諏訪清陵高等学校・附属中学校
・群馬県立高崎高等学校
<審査委員長賞>
・山形県立米沢興譲館高等学校
・池田学園 池田中学・高等学校
・熊本県立宇土中学校・宇土高等学校
<奨励賞>
・市川学園 市川高等学校・市川中学校
・静岡理工科大学 静岡北中学校・高等学校
・名古屋市立向陽高等学校
・福井県立高志高等学校
・愛媛県立松山南高等学校
・長崎県立大村高等学校