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中学5教科デジタル教材「MANAVIRIA」課題配信機能を追加

 学校用教材を出版する明治図書出版は2023年7月5日、中学校5教科対応のデジタル教材「MANAVIRIA(マナビリア)」をアップデートし、新たに課題(宿題)配信機能を搭載した。夏休みなど長期休暇中の学習習慣の定着や、教員の負担軽減効果が期待される。

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 学校用教材を出版する明治図書出版は2023年7月5日、中学校5教科対応のデジタル教材「MANAVIRIA(マナビリア)」をアップデートし、新たに課題(宿題)配信機能を搭載した。夏休みなど長期休暇中の学習習慣の定着や、教員の負担軽減効果が期待される。

 MANAVIRIAは、中学校5教科(国語・社会・数学・理科・英語)すべてをタブレット端末などで学習することができるデジタル教材。紙教材とのハイブリット活用が可能で、生徒の特性にあわせた最適な学習スタイルが実現できる。学校専門の教材会社が作成した質の高い問題と解説を多数掲載し、明治図書の対象教材(ワーク教材)を購入している場合は追加費用負担ゼロで利用可能。デジタル単体でも紙教材と同等の低価格という導入のしやすさから、現在1,000校以上の中学校で活用されている。

 今回のアップデートで追加された課題の配信機能では、学習範囲と期限を指定して、学級ごとに課題の配信が可能に。授業中の問題練習や定期テスト前の家庭学習、さらに夏休みなどの長期休暇中の学習習慣の定着に効果が期待できる。教員の負担軽減にも効果があり、課題の点検に必要な時間を50%以上削減。デジタル教材の活用シーンをさらに拡げる。

 そのほか、生徒向けには、ログイン後すぐに課題(宿題)に取り組むことができ、宿題忘れや学習開始までの時間のロスを軽減。先生が指定した「完了条件」を満たすことで、やりっぱなしを防ぎ着実な学力定着をサポートし、紙のドリルやノートを提出する必要がなくなるため紛失や持ち帰り忘れのリスクを防ぐことができる。

 教員向けには、最短3ステップで課題(宿題)を作成でき、学習の進度にあわせたきめ細かい課題提供をサポート。生徒の取組み状況を教師用ICT端末でリアルタイムに把握でき、ノート類の回収、点検、返却する手間を50%以上削減する。また、課題の進捗のほか、正答率などの取組み状況も把握可能。生徒ごとの理解度に応じた指導を支援する。

 教材は、iPad、Chromebook、WindowsタブレットなどのGIGAスクール端末Webブラウザに対応。利用する際は常時ネットワークへの接続が必要となる。なおスマートフォンには対応していない。

《畑山望》

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