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清和高、私立初のマイスター・ハイスクール事業を開始

 清和学園高等学校、埼玉県と東日本電信電話は2023年6月27日、清和学園高校が私立高校初の「マイスター・ハイスクール」となったことを受け、生徒に向けた「人材育成プロジェクト」を開始するため、マイスター・ハイスクール発足式、第一回運営委員会を開催した。

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2023年度(令和5年度)マイスター・ハイスクールの採択結果について
  • 2023年度(令和5年度)マイスター・ハイスクールの採択結果について
  • 清和学園マイスター・ハイスクール取組みイメージ
  • (左から)村上CEO、一川理事長
  • マイスター・ハイスクール運営委員会メンバーなど
  • 自動車科の実習場を視察
  • 調理科の実習場を視察

 清和学園高等学校、埼玉県と東日本電信電話は2023年6月27日、清和学園高校が私立高校初の「マイスター・ハイスクール」となったことを受け、生徒に向けた「人材育成プロジェクト」を開始するため、マイスター・ハイスクール発足式、第一回運営委員会を開催した。

 清和学園高等学校は6月7日、文部科学省が募集する「マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)」として、全国の私立高校・通信制高校で初めて認定された。これを受け、清和学園高校の生徒に向けた「人材育成プロジェクト」を開始するため、清和学園高等学校、埼玉県入間郡越生町と東日本電信電話 埼玉西支店は6月27日、清和学園高等学校にてマイスター・ハイスクール発足式を開催した。

 埼玉県入間郡越生町では、人口減少、少子高齢化などに起因するさまざまな課題が顕在化している。特に地域の重要な産業である農業は、その影響が顕著だという。また、産業構造や仕事内容は急激に変化しており、成長産業化を図る産業界と絶えず連動した職業人材の育成が喫緊の社会的要請になっている。

 こうした課題に対処するため、文部科学省は2021年度より、専門高校等などと産業界が一体となり、地域の持続的な成長を牽引する最先端の職業人材を育成し、その成果モデルを示すことを目的とした「マイスター・ハイスクール事業」を実施している。

 マイスター・ハイスクール事業の指定期間は原則3年。2023年6月から2026年3月を設定し、以降の自走運営方法は事業を実施しながら検討を行う予定。

 清和学園高校は、通信制高校でありながら全国唯一の工業・家庭の国家資格が取得可能な新たなスタイルの埼玉県内の私立の通信制高等学校。マイスター・ハイスクール事業では、自動車科・調理科に在籍する生徒が、高齢化にともなう農業人口減少に対する課題解決や特産物の新商品開発、6次産業化などの地域の課題へ取り組みながら、最新の技術の習得や、課題発見・解決の力を養っていくという。

《いろは》

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