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法政大学、学修成果可視化システムHaloの運用開始

 法政大学は2023年4月21日、「法政大学学修成果可視化システムHalo(ハロ)」の運用を開始していることを発表した。学生や教員が、個別最適に可視化した学修・教育成果を適宜確認できるシステムになるという。

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法政大学学修成果可視化システムHaloの概要
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 法政大学は2023年4月21日、「法政大学学修成果可視化システムHalo(ハロ)」の運用を開始していることを発表した。学生や教員が、個別最適に可視化した学修・教育成果を適宜確認できるシステムになるという。

 「法政大学学修成果可視化システムHalo(ハロ、Hosei Assessment of Learning Outcomes)」は、文部科学省「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」補助金事業の一環として、2023年3月末より稼働している。

 大学における教育成果において、学生に提供する「学習・学修成果」、教員に提供する「教育成果」、各学部学科(教授会)に提供する「カリキュラム運営上の教育活動」と、3つの個別最適化した可視化が特徴だという。また可視化データは、インターネットで閲覧が可能となる。

 「学習・学修成果の可視化」は、授業の履修、習得、修得単位数、単年度および累積GPA(Grade Point Average・授業ごと評価を数値化し取得した授業全体の平均値)、授業種別のGPA、授業改善アンケート回答状況等の正課活動、学内で実施している正課外活動の取組みが確認できる。

 「教育成果の可視化」は、担当授業ごとの単位数・授業形態・履修人数・評価・クラス評価平均・授業改善アンケート回答等、複数年同じ授業を担当している場合にはGPAの年次変化が確認できる。

 「カリキュラム運営上の教育活動」は、GPAの学年ごと・入試経路ごと・科目分類ごとの分布、修得単位数の学年ごと・入試経路ごと・科目分類ごとの分布等が確認できるという。

 今後は、さまざまな学生の「学修者本位の学び」に資する個別最適化と多様性へ、より発展的な支援を目指すとしている。

《宮内みりる》

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