私学高等教育研究所は2023年5月19日、第77回公開研究会「修学支援新制度と私立大学」をオンライン開催する。2022年9月~11月に実施した「奨学金等に関する現況調査」の結果報告と、2024年度においての新制度の課題の整理等、有効な奨学支援制度についてディスカッションを行う。参加無料、事前申込制。
2020年度に始まった修学支援新制度は、大規模な奨学金制度で、低所得層の学費負担が軽減されたとしている。しかし、制度の仕組みや運営において、課題が見られるという。
今回は新制度が、私立大学や学生に与えた影響を明らかにすることを目的に、2022年9月~11月「奨学金等に関する現況調査」を実施。この成果報告は、2023年3月に私学高等教育研究叢書として公表した。
新制度は、さらに2024年度に見直しが予定されており、年収要件の拡大、多子世帯と理系学生の支援対象化、従来の機関要件から定員充足率8割未満を分離した要件とする厳格化等が発表されている。現況調査の結果報告と、新制度の課題を整理し、私立大学と学生にとって有効な奨学支援制度の方向性を提示するとしている。
当日は、千葉大学大学院の白川優治准教授等を招いて講演を行う他、桜美林大学大学院の小林雅之教授等によるパネルディスカッションを行う。
参加無料。申込みは、5月12日までにWebサイトより申し込む。詳細はWebサイトより確認できる。
◆第77回公開研究会「修学支援新制度と私立大学」
日時:2023年5月19日(金)13:00~15:30(12:30より接続開始)
場所:オンライン(Zoomウェビナー)
参加費:無料
申込締切:2023年5月12日(金)
申込方法:Webサイトより申し込む