大学通信は2023年3月、「2022年小学校教諭就職者数ランキング」を発表した。小学校教諭の就職者が多い大学は、3位に北海道教育大、4位に文教大、5位に玉川大がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。
ランキングは、医科・歯科の単科大等を除く全国743大学を対象に2022年春の就職状況を調査。558大学から得た回答を基に、大学別の就職者数をランキングにまとめた。就職者数には臨任（臨時的任用職員）・非常勤（非常勤講師）を含む。
2022年小学校教諭就職者数ランキングは、3位「北海道教育大」252人、4位「文教大」251人。文教大は1969年に私立大初の教員養成を目的とした教育学部を開設し、教員と学生の対話を重視する少人数教育を通してひとりひとりの力を伸ばす教育を展開している。発達教育課程では4つの専修を設け、それぞれの子供に応じた発達支援ができるスペシャリストを育成。学校教育課程では教科ごとに9専攻に分かれ、専門教科の知識・技能を習得。小学校から高校までの学習体系の理解のもと、小・中・高の学びをつなぐスペシャリストの育成を目指している。
5位は「玉川大」222人。教育者・小原國芳が1929年に設立した同大の教育学部は、豊かな人間性と人格を育む「全人教育」のもと多くの教員を輩出してきた。教育学科の初等教育専攻では、入学後すぐに幼稚園や小学校等で実際の授業を参観する「参観実習」や、玉川学園や学外の学校・保育所等で実施する「教育インターンシップ」、近隣の学校、保育所で学習補助等を行う「教育ボランティア」といった教育現場でのさまざまな学びを通して、将来の方向性を明確にしていく。小中一貫教育も視野に入れ、小学校1種免許状と中学校2種免許状、高等学校1種（情報）が取得できる「ダブル免許プログラム」も用意されている。
ランキング1・2位の大学は、共に就職者数が300人を超える実績を残している。大学通信のWebサイトでは、ランキング1位の大学から50位の大学まで、各大学の就職者数も含め一覧で紹介している。
2022年「小学校教諭就職者数ランキング」1位は？
