富士見市と東日本電信電話 埼玉事業部(NTT東日本)は、2021年5月13日に締結した多分野連携に関する協定に基づき、富士見市教育委員会が保有する教育データを活用した共同実証を実施すると発表した。実証期間は2023年2月14日~2023年3月31日。
富士見市教育委員会は、「誰1人取り残すことのない、個別最適化された学び」の実現に向けて、児童生徒ひとりひとりに応じたきめ細やかな指導による学力や体力等の育成を図るため、ICTの活用に取り組んでいるという。
富士見市とNTT東日本は、多分野連携の一項目である「学校教育の充実に関すること」において、ICTを基盤とした先端技術やビッグデータの効果的な活用を検討してきた。
そこで、児童生徒の全国的な課題である「体力向上」が富士見市内の学校においても課題となっていることから、教育ビッグデータを活用し、教職員の指導や教育施策の研究を進めるために共同実証を実施することとした。
共同実証では、富士見市内3校をモデル校として選定。富士見市教育委員会が保有する児童生徒の身長や体重、体力テストの結果等の記録教育データを活用し、児童生徒の体力との因果関係等について、データの可視化および分析を行う。これにより、教職員が指導法の工夫改善に生かすことができるかを実証するという。