教育業界ニュース

実践女子大と京都女子大、連携協定を締結

 東京都日野市にある実践女子大学と京都市にある京都女子大学は2022年12月21日、連携・協力を深める協定書を締結した。同学の締結した大学間包括協定は、単一の大学との連携では京都女子大学が初となる。

教育行政 その他
協定書を手に難波実践女子大学長(右)と竹安京都女子大学長
  • 協定書を手に難波実践女子大学長(右)と竹安京都女子大学長
  • 実践女子大学

 東京都日野市にある実践女子大学と京都市にある京都女子大学は2022年12月21日、連携・協力を深める協定書を締結した。同学の締結した大学間包括協定は、単一の大学との連携では京都女子大学が初となる。

 同協定は、相互の人的・知的資源の交流を通じて、大学の教育研究活動の活性化や人材育成を目標に掲げた。また、再教育「リスキリング」やグローバル化等、社会のトレンドも踏まえ、リカレント教育や国際交流も連携・協力対象に盛り込んだ。

 おもな連携・協力は、「学生の教育・研究に関すること」、「学術研究に関すること」「リカレント教育に関すること」、「国際交流に関すること」、「人材の育成に関すること」、「施設・設備の相互利用に関すること」、「その他両者が協議して必要と認める事項」の7つ。

 締結式は12月21日午後1時から約30分間、京都女子大学のキャンパスで行い、同学の難波雅紀学長と京都女子大学の竹安栄子学長が、協定書を取り交わした。

 同学の難波雅紀学長は、2022年から2026年までの学園中期計画を掲げ、社会を改革し未来を切り開いていくグローバル人材を育成するという方針のもと、教育研究活動等を推進しており、今回の連携協定締結はさまざまな分野での連携活動の発展・展開が期待されると述べた。

 また、具体的な取組みは今後検討になるが、たとえばグローバル化の推進では、受入学生に京都での文化等の体験や、学生間での交流の機会等が提供できればと考えを語った。

 実践女子大学は、1899年5月に創立者の下田歌子氏が、同学の前身である実践女学校と女子工芸学校を現在の千代田区麹町である麹町区元園町に創設。大学院と文学部、人間社会学部、生活科学部の3学部があり、2022年5月1日現在、大学学部の学生数は4,159人となっている。

《いろは》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top