iTeachers TVは2022年10月19日、北鎌倉女子学園中学校高等学校の福田孝先生による教育ICT実践プレゼンテーション「ICT活用によってできること」を公開した。iPadを活用した国語の授業実践、授業外のICT活用事例を紹介する。
iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で紹介する。
今回のゲストは、北鎌倉女子学園中学校高等学校の福田孝先生。「ICT活用によってできること」と題して、10月12日に前編(Vol.335)、10月19日に後編(Vol.336)を公開した。
福田先生は、北鎌倉女子学園で新卒から25年教職を務め、2021年まで進路指導部長。2022年からは教務部長として、進路指導部での経験を踏まえた「学びの再構築」に取り組み、高大連携の窓口も担当。ICT教育を推進するメンバーとして、ハイブリッド教育を掲げる北鎌倉女子学園の授業実践の提案に取り組む傍ら、総合探究の授業設計・実践のメンバーも務めている。
北鎌倉女子学園では生徒全員がiPadを持ち、各教室にはApple TV、プロジェクターを完備してすべての科目の授業を展開している。前編では、ICTをテーマにした研究会でも目にすることの少ないiPadを活用した国語の授業実践を紹介。板書のデジタル化、匿名による生徒の意見集約等、他教科にも応用可能な実践とその成果を伝える。
後編では、実践のもととなる理論「SAMR(セイマー)モデル」から、特に教育の再定義について問題提起。学びの目的を見失うことなく、学びの本質に向かうためのICT活用について話をする。また、SDGsや放課後の過ごし方におけるICT活用事例、先生方の働き方改革につながる実践についても紹介する。
番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編ではエー・フリークの石川健太さんによる「『iPad値上げ』への対策~安心品質×低価格のペンとキーボード~」、後編では情報通信総合研究所の平井聡一郎先生による「これからの高校は情報Iで決まる!」を紹介する。
番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに336回の番組を配信しており、過去の番組も視聴できる。
◆iTeachers TV【Vol.335】北鎌倉女子学園中学校高等学校の福田孝先生
「ICT活用によってできること」前編
◆iTeachers TV【Vol.336】北鎌倉女子学園中学校高等学校の福田孝先生
「ICT活用によってできること」後編