東京都教育委員会は2022年4月28日、2021年度(令和3年度)条件付採用教員の任用状況について公表した。正式採用とならなかった条件付採用教員の割合は、前年度比1.4ポイント増の4.2%だった。 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校において2021年度に新規採用した条件付採用教員は前年度比43人増の3,134人、正式採用者は前年度比3人減の3,001人。 2021年度に条件付採用教員となったものの、正式採用とならなかった者は133人。内訳では、「年度途中の自主退職者等」がもっとも多く125人。この他、「正式採用『否』の者」が8人。正式採用「否」となった者の内訳は、「自主退職者」が8人であった。なお、「懲戒免職」や、「正式採用『否』の者」のうち「職を免じた者」はいなかった。 条件付採用教員のうち、正式採用とならなかった者の割合は4.2%。前年度(2021年度)より1.4ポイント増加し、2017年度から2021年度までの5年間の中ではもっとも高い割合となった。