ミラボと教育ネットは2022年4月1日から7月末日に、クラウド型デジタルAI教材「らっこたん」を使用した「第1回全国統一タイピングスキル調査」を実施するにあたり、調査協力できる自治体や小中学校を5月31日まで募集する。 GIGAスクール構想で1人1台の端末整備が進み、授業活用が推進される一方で、端末を活用するためには、すべての児童生徒が一定のタイピングスキルを身に付けることが不可欠という課題がある。また、学校現場からは「タイピングができるようになることで、端末を使った学習に対して抵抗をもつ児童生徒が減り、タイピング技能が高いことが自己肯定感にもつながるのではないか」等、タイピング練習の重要性についての声があがっている。このような中、課題解決に向けた第一歩として、子供たちのタイピングスキル把握が不可欠と考える自治体も多くなってきているという。 ミラボと教育ネットは、自治体・学校単位で子供たちのタイピングスキルを見える化し、より活発な端末活用に必要なスキル習得を促すことを目的として、全国の小中学生のタイピングスキル調査を4月1日から7月末日に実施する。調査には両社が共同開発したクラウド型デジタルAI教材「らっこたん」を活用する。「らっこたん」は現在、東京都で2校、神奈川県で4校、福島県で3校で先行実証を開始している。 調査では、参加した自治体・学校・受験した児童生徒それぞれが、その場でグラフ化されたデータを確認が可能となる。調査実施後の結果は、システム内通常画面「地域全体」「学校別」「学年別」の比較とレポート形式の2種類を、8月ころに自治体・学校へフィードバックする予定。課題解決や今後の指導方法の参考として活用することができる。 調査期間は、2022年4月1日から7月末日まで。任意の1週間で調査に参加協力可能な自治体・小中学校を5月31日まで募集する。申込方法や相談については、ミラボの担当者まで連絡が必要となる。