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JASSO、寄附金で大学等の「食支援」実施…コロナ対策

 日本学生支援機構(JASSO)は2022年3月25日、コロナ禍において、経済的に困難な学生等に「新型コロナウイルス感染症対策助成事業(食に対する支援)」として、食費等の費用を支援する大学等に対し、経費の一部を助成することを公表した。募集は5月9日から。

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寄附金による「食に対する支援」実施
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 日本学生支援機構(JASSO)は2022年3月25日、コロナ禍において、経済的に困難な学生等に「新型コロナウイルス感染症対策助成事業(食に対する支援)」として、食費等の費用を支援する大学等に対し、経費の一部を助成することを公表した。募集は5月9日から。

 日本学生支援機構は、2020年、2021年と、新型コロナウイルス感染症拡大に起因する学生生活や修学環境の変化により、経済的に困窮した学生等に対して支援を行う大学等に対して寄附金を活用した助成を行うことで、各大学等が独自に学生等に対し支援を実施する取組みを推進してきた。大学等は助成を活用し、「100円食堂」「米・レトルト食品・野菜等の食材提供」「食券の配布」等の学生支援策を実施した。

 今回、長引くコロナ禍で大学等・学生等双方から助成事業の継続を求める声が多数あったことから、「新型コロナウイルス感染症対策助成事業(食に対する支援)」として、学生生活を送るための食費等の費用を支援する大学等に対し、支援に係る経費の一部について助成を行う。

 対象となる学校種は、大学、大学院、短期大学、高等専門学校(4・5年)、専修学校専門課程、日本語教育機関等。助成の規模は、約16億円(従来から受け入れてきた「学生支援寄附金」を活用)。助成の対象となる支援事業は、学生生活を送るための食費(現物支給を含む)。

 大学等への助成額および助成率は、1校あたり10万円以上100万円以下(助成事業を実施するために必要な経費の1/2以内)。条件として、2022年4月から12月までに行われる、経済的に困窮した学生等に対する大学等独自の支援策であること。なお、支援の対象となる学生等の条件については、各大学等で独自に設定する。

 募集期間は5月9日~6月末日(消印有効)で、予算の範囲内で先着順とし、予算を超えた時点で受付を終了する。問合せ先は、日本学生支援機構「新型コロナウイルス感染症対策助成事業」。
《田中志実》

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