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都教委、オミクロン株に対応した対策を追加…ガイドライン改訂

 東京都は2022年2月17日、「新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン(都立学校)~学校の『新しい日常』の定着に向けて~」の改訂版を公開。専門家による学校調査等をもとに、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した対策を追記した。

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 東京都は2022年2月17日、「新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン(都立学校)~学校の『新しい日常』の定着に向けて~」の改訂版を公開。専門家による学校調査等をもとに、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した対策を追記した。

 ガイドラインは、都立学校における感染症対策の具体的内容、教育活動に係る運営方法、感染者が出た場合の対応等をまとめ、これからの学校の「新しい日常」を定着させていくもの。前回(2021年9月28日)の改訂以降の新しい知見や情報等を反映させた修正を行い、ver4.1として公開した。

 全国で新型コロナウイルスの変異株オミクロン株による感染が広がっていることから、東京都は感染症対策の専門家を学校へ派遣し調査。その結果を受け、オミクロン株の対応について細かな修正を追記した。

 たとえば、7ページ「教室等の換気や徹底」についての項目で、「特別教室やスクールバス等、常時CO2測定器を設置できない場合においても、CO2測定器を移動させて、空気のよどみやすい場所がないか測定してみましょう」を追記した他、加湿の徹底についても追記。その他、8ページ「消毒の徹底」について、消毒薬等の詰め替え方法等の事例を9ページに新たに追加した。

 また、手洗いとアルコールによる手指消毒に関して、どちらも行わないといけないという誤解があったため、手洗いの後、さらに消毒液を使用する必要はないことをあらためて追記し、修正を行った。

 ガイドラインは、今後の状況等を踏まえながら、必要に応じて改訂・追加する場合がある。最新のガイドラインは東京都教育委員会Webサイトで確認できる。
《川端珠紀》

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