セキュリティ・ソリューションを提供するDDS(ディー・ディー・エス)は、「多要素認証基盤 EVE MA(イヴエムエー)」に教育機関を対象とした「EVE MAスクールパック」を商品化し、2022年1月27日に提供を開始した。 多要素認証基盤 EVE MA(イヴエムエー)は、各種システムに対するパスワードでの本人認証を生体(指紋、顔、静脈)、ICカード(FeliCa、MIFARE、マイナンバーカード)、パスワードを用いた多要素認証方式に置き換える認証基盤。 文部科学省は、2021年5月に教職員および児童生徒が、学校において安心してICTを活用するための対策や考え方を整理した「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」の2回目の改訂を行い、学校内外での活用を前提とした1人1台端末の活用と1人1ID化に対するセキュリティ対策を追加。新たにネットワーク分離を必要としない認証によるアクセス制御を前提とした目指すべき構成を明確化した。 このような状況からDDSは、多要素認証方式のEVE MAを教育機関におけるセキュリティの向上を支援するため、ニーズが高くかつわかりやすいライセンス体系と、導入しやすい価格を設定し、EVE MAスクールパックとして提供を開始した。EVE MAスクールパックには、EVE MA利用ライセンスと5年間保守が含まれている。対象は、文部科学省認可の小学校・中学校・高等学校・高等専門学校・特別支援学校・養護学校・盲学校・聾学校。 DDSは、今後も多様な認証方法を提供する多要素認証ソリューションにより、教職員が日常的に扱う情報資産へのアクセスセキュリティの向上と、児童生徒向けの1人1台端末における認証をサポートし、教育現場のICT環境の整備をサポートしていくとしている。