日本スポーツクラブ協会は2022年2月13日~15日の期間、第1回「学校運動部活動指導士(養成資格)認定講習会」を国立オリンピック記念青少年総合センターで開催する。受講料は4万2,000円(税込)、資格取得費は1万1,000円(税込)。定員30名。 「学校運動部活動指導士(養成資格)認定講習会」は、満22歳以上の児童・生徒のスポーツ・運動部指導に興味・関心・経験等のある人を対象に、学校運動部活動の地域移行を円滑にサポートするために即戦力となる指導員の養成を目的としたもの。 学校の働き方改革により、平成30年3月に「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」が策定され、部活動指導員制度が法制化。2023年度から始まる学校運動部活動の地域移行に向けた準備が日本各地で始まる一方で、移行方法については、具体的な方針等が示されておらず、学校と地域の協議に委ねられている。 特に部活動指導に関する資格や講習会が制度的に用意されていないことは、学校現場で混乱が生じる可能性があり、円滑な移行が危惧される。このような状況をうけ、学校現場が求める即戦力となる運動部活動指導者の育成を図ることを目指し講習会を開催する。 学習カリキュラムは、学校教育法、運動部活動のマネジメント、児童・生徒の理解、アンガーマネジメント等の「理論編(運動学習理論含む)」と体力トレーニング、スポーツ指導法、コーディネーショントレーニング等のスポーツ科学領域の「演習編」の2種類を用意。 理論編は、部活動指導員の資格検定を目的とし、受講者の時間的都合を配慮したオンデマンド形式で配信。後日、筆記による検定を行う。演習編は、集合型対面式の講義と実技を組み合わせて実施する。受講者は、講習会後1か月間で課題レポートを提出し、合格者には講習会認定書が付与される。 「学校運動部活動指導士」の資格は、理論編の資格検定と演習編の講習会の合格者に付与する。なお、資格保持者には、体罰やハラスメント根絶を厳守する「ハラスメントフリー」が義務付けられる。 講習会申込みは、申込書を日本スポーツクラブ協会事務局宛にメールまたはFAXで送付する。申込書を提出後には、必ず事務局に確認の電話をし、受理確認をする。受理確認ができると受講通知書が送付されるので、7日以内に受講費用を振り込む。◆学校運動部活動指導士(養成資格)認定講習会日時:2022年2月13日(日)~15日(火)会場:国立オリンピック記念青少年総合センター対象:児童・生徒のスポーツ・運動部指導に興味・関心・経験等のある満22歳以上の者、地域スポーツクラブ(総合型クラブを含む)において児童・生徒のスポーツ指導経験者募集人数:30名(先着順)講習会受講料:42,000円(税込)資格取得費用:11,000円(税込)申込方法:申込書を日本スポーツクラブ協会事務局宛にメールまたはFAX